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「ズラタンもPKじゃないと言っていた」。浦和戦のPK判定に不満なシャペコFW

text by 編集部 photo by Getty Images

ウェリントン・パウリスタ
シャペコエンセのウェリントン・パウリスタ【写真:Getty Images】

 スルガ銀行チャンピオンシップが15日に行われ、浦和レッズがブラジルのシャペコエンセに1-0で勝利を収めた。シャペコエンセのFWウェリントン・パウリスタは試合後に、決勝点となった浦和のPKの判定についてコメントしている。

 昨年11月の飛行機事故で所属選手の大半を失う悲劇に見舞われたシャペコエンセは、コパ・スダメリカーナ王者としてスルガ銀行杯に出場。試合はスコアレスのまま後半アディショナルタイムを迎えたが、ズラタンがエリア内で倒されたとの判定で浦和がPKを獲得し、阿部勇樹が決勝点となるシュートを決めた。

 ウェリントン・パウリスタはこの一戦について、「大陸間タイトルという意味でも非常に大きな意味がある。事故で亡くなった前のチームが残してくれた遺産としても重要だった」と意義を強調。だが、その試合が「最後のジャッジで決まってしまったのはとても残念」と結果への不満を口にしている。

 ウェリントン・パウリスタによれば、PKを獲得したズラタン自らが、判定が正しいものだとは考えていないことを認めていたという。「ズラタン自身が、あれはPKじゃなかったと言っていた。審判から質問されれば、PKじゃなかったと言うつもりだとね」と33歳のベテランFWはコメント。「(0-0のまま)PK戦にもつれ込めば優勝できていたかもしれない」と敗戦を悔やんだ。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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