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久保裕也、「入るときは入る」と泰然自若。日本をW杯に導くゴールで波に乗れるか

text by 編集部 photo by Getty Images

久保裕也
久保裕也【写真:Getty Images】

 日本代表は30日、ロシアW杯アジア最終予選・オーストラリア代表戦に向けて前日練習を行った。

 ベルギーのヘントに移籍してから約半年、怒涛のゴールラッシュを披露して飛ぶ鳥を落とす勢いで評価を高めてきた久保裕也。新シーズンも継続した活躍が期待されている。

 しかし、開幕からここまで昨季のような勢いが見られない。公式戦7試合ノーゴールの状態で日本代表に合流した。本人は「結果は出てないですけど、チャンスもありますし、そんなに…。チームが勝ってないってのが一番よくない部分なんで、チームが勝ちだせば、また自分にもいっぱいチャンスが来るし、そういう部分でまたそのうち入るかなって感覚でやっている」と、不調の懸念を意に介さない。

 それでもFWとしてオーストラリア戦で求められるのはゴールだ。「大舞台で得点できるのはすごいこと」と語る久保は、W杯出場を決めるゴールを狙っている。そして「自分のやれることをしっかりとやっていきたい」と気を引き締めた。

「期待されてる部分もすごいあるんで、分かりますけど、プレッシャーを感じないようにいつも通りプレーできたらいいかなと思います。もちろんそういう舞台ですからピッチに出た時から噛みしめながらやりたいですけど」

 クラブでは苦しんでいるが、日本代表でゴールを取り戻せば、再びいい波がくるかもしれない。「入るときは入るし、入らないときは入らない」と、いつも通り泰然自若のサムライFWは、鋭い視線の先にゴールを捉え、日本を勝たせる一発を虎視眈々と狙う。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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