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日本代表 6年前

英国人が見たNZ戦「親善試合はこんなもの」「代表の香川は別人みたい」

シリーズ:英国人が見た○○戦 text by 編集部 photo by Getty Images , Shinya Tanaka

「ハリルの意見には同意。ポゼッションは結果じゃない」

クリス・ウッド
日本はクリス・ウッドに同点ゴールを許す【写真:Getty Images】

――前半が終了しました。前半の印象はいかがでしたか?

「やっぱり親善試合という感じ…。連係は少しルーズだったね」

――前半で印象に残った選手は誰ですか?

「CBの2人はウッドに上手く対応していたね。井手口と山口はいいバランスを取っていた」

――今日はボールを持つ時間が長かったですが、ハリルホジッチ監督は会見で「ポゼッション率が高ければ試合に勝てるわけではない」と言っていましたね。

「その意見には同意。ポゼッションは結果じゃない。ポゼッションするのは良いけど、たまには相手にボールを持たせてもいい。結局今日もここまでゴールがなかった。それは2014年W杯のザックジャパンの一番大きな問題だった」

――後半の注目ポイントはどこになりますか?

「いつもと同じだけど…、決定力!」

――後半開始早々、日本に先制点のチャンスです。山口のシュートが相手選手の手に当たってPKを獲得しました。これを大迫が決めて日本が先制しています。

「ちょっとラッキーだったけど、判定は正しかった。PKは間違いない」

――しかし、直後に失点してしまいました。左サイドを突破され、最後は警戒していたウッドにヘディングシュートを決められてしまいました。

「高さだけじゃなくて相手の動き出しも良かった。ちょうど吉田と酒井の間にポジションを取っていたね。いろんなところが悪かった。クロスは簡単に上げられてしまったし、吉田と酒井のマークは少し中途半端だった」

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