【識者の眼】香川真司がハリルJの中心になるために。発揮すべき「影響力」、試みるイメージの共有

10月10日、キリンチャレンジカップ2017で日本代表はハイチ代表と3-3で引き分けた。2-3と1点ビハインドの状況から同点ゴールを決めたのはMF香川真司。ロシアW杯アジア最終予選最終盤には出場機会が減っていたが、本大会で背番号10がハリルJの中心的役割を担うために必要なものとは。(取材・文:河治良幸)

2017年10月12日(Thu)17時58分配信

text by 河治良幸 photo Getty Images
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「ドルトムントと似ている感覚で意識して入りました」

日本代表MF香川真司。ハイチ戦では終了間際に同点ゴールを決めた
日本代表MF香川真司。ハイチ戦では終了間際に同点ゴールを決めた【写真:Getty Images】

「僕はただ待っていたというかシュートを見送るだけだったけど、いいところに来たから触りました」

 最後に同点ゴールを決めた香川真司は振り返った。

 左サイドを走りながら原口元気のパスを受けた車屋紳太郎がマイナスに折り返すと、大迫勇也と武藤嘉紀が縦に走ることで生じたペナルティエリア内のスペースに香川が走り込んだ。しかし、ハイチのディフェンスも粘り強く付いてきたことで結果的に香川は潰れファーに流れる。

 そこに攻め上がっていた酒井高徳が左足を振り抜くと、潰れた勢いで前のめりに転がっていた香川が咄嗟にボールの軌道を変えてゴールネットを揺らした。

「両サイドがあそこまでリスクを高めた段階でビッグチャンスが生まれた」と振り返るシーンは起死回生の同点ゴールにつながったことはもちろん、後半最も速さと連動性をともなった攻撃だった。

 立ち上がりから攻め込む中でそれぞれの選手が持ち味を出して2得点というところまでは良かった。だがそこから追加点を奪えず、徐々にハイチが盛り返してきた状況で、落ちつかせるのか点を取りに行くのかという意思疎通が整わないまま攻守の切り替わりで生じた隙とリスタートの対応が甘くなったところから2失点。ハイチが局面で本来の個の強さを発揮し出したこともあるが、自分たちから首を締めるような展開になっていた。

「ドルトムントと似ている感覚で意識して入りました」

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