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ホンジュラス、決戦を前に豪州の“スパイ行為”を非難。だが真相は…

text by 編集部 photo by Getty Images

ドローン
ドローン(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

 ロシア・ワールドカップ(W杯)予選大陸間プレーオフの2ndレグ、オーストラリア対ホンジュラス戦が15日に行われる。試合を前にして、オーストラリア側が“スパイ行為”を行ったとしてホンジュラスが不満を訴えた。

 10日にはホンジュラスのホームで1stレグの試合が行われ、0-0のドローに終わった。W杯出場決定の懸かる第2戦に向け、両チームはオーストラリアのシドニーへと移動している。

 ホンジュラス代表は13日に現地での練習を行ったが、その付近に1機のドローンが飛来したようだ。代表チームの公式ツイッターでその動画が投稿され、「オーストラリアがホンジュラス代表の公式練習をドローンで覗き見。チームとスタッフにとって気分の悪いことだった」とコメントが添えられた。

 豪州『news.com.au』などが伝えるところによれば、オーストラリアサッカー協会(FFA)はこのドローンとの関係を否定。ホンジュラスの練習場の付近を見回ったところ、近隣の公園で子どもたちがドローンを飛ばして遊んでいたのを確認したという。

 だが、ホンジュラス代表のホルヘ・ルイス・ピント監督はその説明に納得していないようだ。「これほどの先進国にとって恥ずべきことだ。サッカーにおけるスパイ行為だ。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が用いられるようになったのと同様に、ドローンもスパイ行為のために用いられるようになっている」と豪州側を非難している。

【了】

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