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ハリル監督、W杯で「避けたい」国を明かす。「紙の上では強いチーム」への下剋上に自信

text by 編集部 photo by Getty Images

ヴァイッド・ハリルホジッチ
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

 日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、14日のベルギー戦を終えて欧州に滞在している。その間にクロアチア紙『スポルツケ・ノヴォスティ』のインタビューで、来年のロシアW杯で対戦したくない国などに言及している。

「正直に言って、クロアチアは(組み合わせ抽選で)引きたくない。最下位(ポット4)なので選択肢が与えられるわけではないし、どこと対戦しても我々にとって難しいものになる。しかし、クロアチアが避けたいチームの1つであることは確かだ。特大の才能と高いクオリティを備えた優れた選手たちが多くおり、チームはルカ・モドリッチに導かれてきた」

 ハリルホジッチ監督はW杯で同組になるのを避けたい国として「クロアチア」挙げた。そして同国の中盤を支えるルカ・モドリッチの存在を警戒している。

 日本はポット4のため、強豪との対戦は避けられないことを理解しつつ、ハリルホジッチ監督はロシアW杯での目標について「我々はグループリーグを突破することを望んでいる」と述べる。そして「我々は3試合のうち2試合でいい結果を得なければいけない。対するのは我々よりも紙の上では強いチームだ」と続けた。

 それでもハリルホジッチ監督には、日本のグループリーグ突破を実現する自信があるという。4年前のブラジルW杯でアルジェリア代表を率いた指揮官は、当時の試合を引き合いに出し「我々はドイツに対してセンセーションを起こす寸前までいった。不可能などないと証明したんだ」と語る。しかし「私はそのようなことが今、より難しくなるかもしれないことに気づいている」と気を引き締めた。

 クロアチアはロシアW杯の組み合わせ抽選で「ポット2」に振り分けられている。仮にハリルホジッチ監督の望み通り同組になることを避けられたとしても、スペイン、ペルー、イングランド、コロンビア、メキシコ、ウルグアイと他にも強豪揃いであることに疑いはない。果たして来月、指揮官がベスト16進出に希望を見出せる抽選結果を手にすることはできるだろうか。

【了】

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