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「ドイツは好きじゃない」。アルゼンチン代表監督、学生の前で奇人ぶり発揮

text by 編集部 photo by Getty Images

ホルヘ・サンパオリ
アルゼンチン代表のホルヘ・サンパオリ監督が“記者会見”に臨んだ【写真:Getty Images】

 アルゼンチン代表のホルヘ・サンパオリ監督は、やはり少し変わった考えを持っているようだ。

 スペイン紙『マルカ』によれば、サンパオリ監督は母国アルゼンチンのテア・イ・デポルテア・スクールのジャーナリズム専攻の学生の前で“記者会見”にに臨み、来年に控えるW杯について語ったという。

 その中でアルゼンチン代表の指揮官は「ブラジル、フランス、そしてスペインは我々よりも一歩先にいる」と、ロシアW杯の優勝候補に言及した。しかし、その中に前回大会を制したドイツの名前はなかった。

 サンパオリ監督によれば理由はこうだ。

「私はドイツに言及しなかったが、彼らのことを忘れていたわけではない。ドイツのプレースタイルが好きではないんだ」

 サッカーに対して独特な思考を持っているサンパオリ監督らしいと言うべきだろうか。昨季まで率いたセビージャを始め、チリ代表などでもトレンドに沿わない独自のスタイルを貫いてきただけあり、ドイツのプレーに疑問を持っているようだ。

 それでも母国の代表監督という仕事には名誉を感じており、「私はアルゼンチン代表の仕事のオファーを受けた時、ためらわなかった。なぜなら世界最高のフットボーラーであるリオネル・メッシを指導する機会がやってきたわけだから」と、アルゼンチン代表の絶対的エースを称賛した。

 スペインはロシアW杯の組み合わせ抽選のポット分けで「ポット2」に入ったため、「ポット1」のアルゼンチンとグループステージで対戦する可能性も十分にある。来月1日に行われる組み合わせ抽選の結果しだいでは、サンパオリ監督も頭を抱えることになってしまうかもしれない。

【了】

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