名波ジュビロが歩むトップ5への道。軸は『休まない・休ませない』。“出来過ぎ”を確信に変える挑戦

2018年01月18日(Thu)11時00分配信

text by 青木務 photo Tsutomu Aoki
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編成の出発点は「無理のない積み上げ」(服部強化本部長)

「去年の30失点も順位も、だいぶ出来過ぎだと思う。その『出来過ぎ感』を自分たちが確信に変えていかないといけないと思うけど、どこまでやれるかという疑心暗鬼や不安要素よりも、やれるんじゃないかという方が強くなってきている」

 そして、「(今年は)30点以上取られる可能性も・・・30点以上取られるよね?」と冗談めかして笑った指揮官だが、こう続けた。

「でもまあ自信を持って守備はできるだろうと。守備が安定していれば大崩れはないと思うので。あとは(勝ち点)0を1に、1を3に持っていけるかどうか、というところじゃないかな。負け数という意味では8敗よりしたくないなと。あとは勝ち数をどれだけ伸ばせるか」

 昨シーズンの戦績は16勝10分8敗。そこからのジャンプアップを目指すなら8敗は最低ラインだ。その上でポイントを重ねていくことが至上命題となるが、2017年を振り返ると強豪からの勝利も多く、土壇場で勝ち点をもぎ取った試合もあった。そうした力強さにさらに肉付けしていくには既存選手の成長、新戦力の融合が不可欠だ。

 服部年宏強化本部長は編成にあたって、「昨シーズンまでのベースに無理のない積み上げ」を一つのテーマに挙げた。ここで重要なのは「無理のない」という部分だろう。

「新たに5人、6人のレギュラーを獲って、チームの方向がどちらに行くかわからないという状況を作らず、今まで積み上げてきたものにさらにいいものを積み上げる。そういう編成をしていこう、ということで始めた」

 これまで構築してきたものを壊す理由が、今の磐田にはない。それは、「去年のシーズン終盤にトレーニングの質が物凄く上がってきた」という名波監督の言葉からも明らかだ。

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