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「かなり強い相手にいい攻撃できた」。千葉・エスナイデル監督、ちばぎんカップ敗北も手応え

text by 編集部 photo by Getty Images

フアン・エスナイデル
ジェフ千葉のフアン・エスナイデル監督【写真:Getty Images for DAZN】

 2018Jリーグプレシーズンマッチ 第23回ちばぎんカップが4日に行われ、ジェフユナイテッド千葉は柏レイソルに1-4で敗れた。

 千葉のフアン・エスナイデル監督は試合後、「今日の試合は意味のある試合だったと思う。次に向けて色々な決断を出すことができると思う」と振り返った。

 前半はサイドを効果的に使いつつ、中央の選手も躍動。何度か相手ゴールに迫った。山本真希、高木利弥の両サイドバックが果敢に前へ出て行き、町田也真人や茶島雄介といったテクニシャンが相手の隙を伺った。得点こそ生まれなかったが、相手に的を絞らせない攻撃は威力を発揮。指揮官は「満足」というワードを繰り返し、選手たちを評価した。

「サッカー的には前半、特に満足している。僕らよりかなり強い相手にいい攻撃、いいサッカーができたということに満足している」

 流れを掴んだ時間帯で得点を奪えず、後半に連続失点を喫し敗れた。それでも、「どんな試合でも負けたくない」と悔しさも見せたエスナイデル監督は、「まだ我々には2週間の準備期間がある。決定率を上げることはできる」と、J2開幕に向けて準備を続けるチームへ一定の手応えを掴んでいる様子だ。

 スコア上は差をつけられたが、エスナイデル監督は悲観していない。この日の前半に見せたパフォーマンスをベースとし、チーム力をさらに引き上げていきたいところだ。

(取材・文:青木務)

【了】

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