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セリエA 6年前

数多の失態? コウチーニョ、ロベカル…インテルが手放したスター選手たち【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

フランスで大活躍中のトラブルメーカー

マリオ・バロテッリ
現在はニースに所属するマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】

マリオ・バロテッリ(イタリア/ニース)
生年月日:1990年8月12日(27歳)
インテル在籍:2006年-2010年(公式戦86試合出場28得点)

 マリオ・バロテッリはピッチ内よりもピッチ外の行動が話題になってしまう選手だ。インテル時代から問題児として度々メディアの標的となり、チームメイトや監督と衝突することもしばしば。だが、ストライカーとしての資質に疑いはない。

 ルメッツァーネの下部組織出身で、当時から才能豊かな選手だったという。ガーナ移民の両親を持ち、アフリカ人特有の身体能力を備えたイタリア人としては珍しい選手として注目を集めた。2006/07シーズン、買い取りオプション付きのレンタル移籍でインテルに加入すると、すぐにその才能を証明する。

 ロベルト・マンチーニ監督との出会いもあり、順調なキャリアを歩んでいるかに思えた。だが、2008年より就任したジョゼ・モウリーニョ監督の下では「規律を乱す」とされベンチ外にされることが多くなり、サポーターからも人種差別発言を受けるなど苦痛の日々を味わっている。

 その後、恩師マンチーニ監督率いるマンチェスター・シティへ2010/11シーズンに移籍。35年ぶりのリーグ優勝に貢献するなど持ち前のポテンシャルを発揮した。結局イングランドでもトラブルメーカーぶりに変化は見られず、ミランやリバプールでも低迷から抜け出せなかった。

 しかし、フランス1部のニースではエースとして大活躍。インテルの宿敵ユベントスへの移籍の噂が持ち上がるまでに復活を遂げている。

【了】

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