名波ジュビロ、生みの苦しみとの対峙。王者に屈した開幕戦、0-3からのリスタート

明治安田生命J1リーグが開幕し、ジュビロ磐田は初戦で川崎フロンターレと対戦した。前半に3点を奪われるなど、ディフェンディングチャンピオンの強さを見せつけられた。今季『トップ5入り』を目指すサックスブルーは今、さらなる高みへ向け生みの苦しみを味わっている。(取材・文:青木務)

2018年02月27日(Tue)10時20分配信

text by 青木務 photo Getty Images , Tsutomu Aoki
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キックオフカンファレンスで聞いた、名波監督の川崎Fへのリスペクト

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名波浩監督は川崎Fへのリスペクトを口にしている【写真:Getty Images】

「あの試合は参考にはならないね」

 筆者の問いに、ジュビロ磐田の名波浩監督は即答した。「あの試合」とは、川崎フロンターレを5-2で下した昨季の一戦だ。当時の磐田は破竹の勢いで白星を重ねており、等々力陸上競技場での勝利で連勝は『6』に伸びた。

 今年2月中旬に催されたJリーグキックオフカンファレンスに出席したサックブルーの指揮官は、川崎Fへのリスペクトを口にしている。この時点でJ1王者はFUJI XEROX SUPER CUPでセレッソ大阪に、AFCチャンピオンズリーグ初戦では上海上港に敗れ、公式戦2連敗を喫していた。

「負けてなお強し、だなと。鬼木(達=川崎F監督)も選手とちゃんとコミュニケーションを取っているだろうし、自分たちのやっているスタイルをガラッと変えようとはしないと思う。3連敗しようが5連敗しようが。だから我々は、川崎の精度がより高いよ、1、2割増で来るぞということを意識づけさせてやりたい」

 その後、川崎Fは蔚山戦も落とし黒星をひとつ重ねたが、名波監督の警戒は変わらなかっただろう。

 1月15日の始動から毎年恒例となっている鹿児島キャンプを含めた期間について尋ねると、指揮官は「選手たちの自信が確信に変わっているとは言えなかった」と述べている。

「公式戦をやりながら、だね。シーズンオフがあって、その切れ目を上手く繋げられていないかなという感じ。ステップバイステップでやっていく中で、練習は去年よりちょっとだけハードにしている。例えば3分でやっていたメニューを4分にしているとかね。1分で行くぞ、と言って1分10秒で切ったりしている。こっそりね。(プレーの)選択肢とか見るものが増えてきてはいるんだけど、結局安パイというか。去年と同じというところでいくと、自信が確信には変わっていない」

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