充実一途の東京五輪世代。長期的な強化プラン、リオ五輪とは違う森保ジャパンの本気度

2018年03月14日(Wed)11時49分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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10代の選手たちの突き上げも。久保建英や中村敬斗らU-17組がJ1へ

久保
菅原由勢、久保建英、中村敬斗(左から)ら昨年のU-17ワールドカップ出場組もJ1で出場機会をつかみ始めた【写真:Getty Images for DAZN】

 たとえばU-20代表からはMF堂安律がガンバ大阪からフローニンゲン(オランダ)へ、DF冨安健洋がアビスパ福岡からシント・トロイデン(ベルギー)へそれぞれ新天地を求めた。堂安は2017/18シーズンのオランダ1部リーグで6ゴールを挙げている。

 U-20代表には名前を連ねなかったが、2015年夏に柏レイソルU-18からハンブルガーSVへ加入した、1997年生まれのMF伊藤達哉もブンデスリーガ1部でデビューした。

 2000年以降に生まれた10代の選手たちで構成された、U-17代表も“刺激”を手土産にしてインドから帰国した。直後にFC東京U-18からトップチームへ昇格し、21世紀生まれの選手のなかで初めてのプロ選手となった16歳のMF久保建英は、その象徴と言っていい。

 長谷川健太新監督に率いられる今シーズンのJ1で、途中出場ながら久保は3試合すべてでピッチに立っている。そして、ともにインドで戦った17歳のFW中村敬斗は三菱養和SCユースからガンバ大阪へ、いわゆる飛び級で入団。10日の川崎フロンターレ戦では初先発を果たしている。

 U-17代表の最終ラインを支えた菅原由勢(名古屋グランパスU-18)も、風間八宏監督の高い評価を受けて開幕直前にトップチームへ2種登録され、ガンバとの開幕戦ではセンターバックで先発フル出場を果たしている。

 17歳7ヶ月27日でのJ1開幕戦先発出場は、現在は北海道コンサドーレ札幌でプレーするMF稲本潤一が、ガンバ時代の1997シーズンに樹立した17歳6ヶ月25日の最年少記録に次ぐ歴代2位のレコードであり、その後もジュビロ磐田戦、湘南ベルマーレ戦とフル出場を続けている。

 ガンバの中村敬斗と同じピッチで対峙した、フロンターレの37歳、MF中村憲剛は「オレと20歳も違うんだよね」と苦笑いしながら、日本サッカー界に生まれたポジティブな変化を歓迎している。

「他のチームの選手ですけど、頑張ってほしいよね。17歳でこのピッチに立てることは、本当にすごいと思うよ。ただ、世界を見たらざらにいるという意味では、日本はだいぶ変わってきたのかなと。今年は10代の選手がかなり多いですからね」

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