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W杯開催国ロシアで人種差別か。仏代表ポグバらが標的に。「FIFAは調査を」

text by 編集部 photo by Getty Images

ポール・ポグバ
フランス代表のポール・ポグバ【写真:Getty Images】

 今年のワールドカップ開催地であるロシアで、フランス代表の選手たちが観客から人種差別行為を受けたとみられている。フランス『AFP通信』などが伝えた。

 フランス代表は現地時間27日にロシアのサンクトペテルブルクで行われた国際親善試合でロシア代表と対戦し、3-1の勝利を収めた。だが1ゴール1アシストの活躍を見せたマンチェスター・ユナイテッド所属のMFポール・ポグバや、バルセロナ所属のFWウスマン・デンベレが人種差別行為の標的になったという。

 ポグバやデンベレに対しては、観客席からサルの鳴き声を真似た野次などが浴びせられたとみられている。フランススポーツ大臣のローラ・フレセル氏はこれらの行為を批判し、「サッカーのピッチ上に人種差別の入る余地はない。欧州全体や国際レベルで団結して動き、これらの受け入れがたい振る舞いを止めさせなければならない」とツイートしている。

 サッカーにおける人種差別に反対する組織「FARE」も、ロシアの一部観客の行為を非難。国際サッカー連盟(FIFA)に対し調査を訴えた。

「FIFAが手続きを開始するために十分な条件が揃っているはずだ。3月末のこの時期になってもどうすべきか分からないというのなら、ワールドカップに向けて良い兆しではない」とFARE代表のピアラ・パワー氏は述べている。

【了】

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