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日本代表解任のハリル監督、新天地はまさかの古巣!? アルジェリア代表が接触か

text by 編集部 photo by Getty Images

ハリルホジッチ
ヴァイッド・ハリルホジッチ氏が再びアルジェリア代表監督に!?【写真:Getty Images】

 9日に日本代表監督の職を解かれたヴァイッド・ハリルホジッチ氏は、早くも次の職場に向かっているのかもしれない。

 アルジェリアメディア『ALG24』が8日付で伝えたところによれば、ハリルホジッチ氏は4年前のブラジルワールドカップで大番狂わせを演出した古巣・アルジェリア代表と監督就任に向けて接触しているという。

 この記事が掲載されたのは、日本で「ハリルホジッチ監督解任」という報道が出始めた直後のこと。その時点で「日本サッカー協会は親善試合での『不満足な』結果によってハリルホジッチを解雇する」と分析していた。

 さらに、同メディアはアルジェリアサッカー連盟のケイレディーヌ・ゼチ会長の側近からの情報として、同連盟がハリルホジッチ氏とフランス国内で交渉の場を持ったことを伝えている。先月末にオーストリアで行われたイラン代表との親善試合が終わった後、その交渉は行われたとのこと。

 1994年からアルジェリア国内リーグのパラドゥーACというクラブの会長だったゼチ氏は、昨年3月にアルジェリアサッカー連盟の会長に就任した。

 その後、同年10月にラバー・マジェール監督をA代表の監督に任命しているが、アルジェリアのレジェンド的存在を指揮官に据える前にハリルホジッチ監督と交渉をしていたことがあるとも伝えられている。しかし、その時は「全ての交渉はロシアワールドカップ後に」ということで復帰要請を固辞されていたという。

 昨年10月よりも前ということは、ちょうど日本がロシアワールドカップ出場権を獲得する頃と重なる。ブラジル代表やベルギー代表と対戦した欧州遠征よりも前に、ハリルホジッチ氏は大きな功績を挙げた古巣からのオファーを断って、日本代表に集中する意思を示していたことになる。とはいえ今回の電撃解任で状況が変わり、ワールドカップ直前でのアルジェリア代表監督復帰の可能性もゼロではなさそうだ。

【了】

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