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鹿島、初のACL8強進出へ前進。中国の強豪上海上港にホームで3-1の先勝

text by 編集部 photo by Getty Images for DAZN

鈴木優磨
鹿島アントラーズの鈴木優磨【写真:Getty Images】

【鹿島アントラーズ 3-1 上海上港 ACL決勝トーナメント1回戦1stレグ】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦1stレグの試合が9日に行われ、鹿島アントラーズがホームで中国の上海上港と対戦した。

 今季ACLでは日本勢4チームのうち3チームがグループステージ敗退と苦戦。唯一決勝トーナメントに勝ち進んだ鹿島は、昨季ベスト4の中国の強豪・上海上港をホームに迎えた。

 鹿島は先週末の浦和レッズ戦から先発2人を入れ替え、GKクォン・スンテとFW鈴木優磨が先発。上海上港は元Jリーガーのブラジル代表FWフッキが負傷のためベンチからも外れることになった。

 開始わずか2分、鹿島は右CKからこぼれ球を拾った遠藤康のクロスが左ポストを直撃。9分にはMFオスカルに決定的なシュートを許したがクォン・スンテのスーパーセーブでしのぎ、逆に12分には永木亮太の強烈なミドルシュートでゴールを脅かす。

 ボールを支配して優位に試合を進めた鹿島は、前半終了間際の43分に待望の先制点を奪う。左CKからのクロスに両チームの選手たちが競り合い、ゴール右下へ向かったボールをGKが必死にかき出したが、最後は鈴木が豪快に蹴り込んだ。

 1点リードで折り返した後半立ち上がりの49分、またもCKから鹿島に追加点。遠藤からのクロスが相手選手の頭に当たってこぼれ、最後は西大伍が押し込んで2-0とした。

 その後は上海に反撃を許して苦しい時間が続き、FWウー・レイのシュートがポストを叩くなどのピンチもあった鹿島だが、75分には反撃に転じて3点目。左サイドから持ち込んだ安西幸輝のクロスに鈴木が飛び込み、相手DFと競り合いながら押し込んだ。

 そのまま無失点で終えられれば最高だったが、直後にはFWエウケソンにアウェイゴールを許してしまう。その後も危ない場面はあったが1失点に抑え、3-1のリードを奪って1stレグを終えている。

【得点者】
43分 1-0 鈴木優磨(鹿島)
49分 2-0 西大伍(鹿島)
75分 3-0 鈴木優磨(鹿島)
76分 3-1 エウケソン(上海上港)

【了】

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