本田圭佑と【3-4-2-1】。“トップフォーム”なら、新布陣は『本田システム』になる可能性も

西野朗監督率いる日本代表が、本格的な戦術練習に着手している。3バックの布陣にトライする中、本田圭佑はシャドーの一角でプレー。ポジションは確約されていないが、指揮官の期待するトップフォームを取り戻せれば、新布陣は『本田システム』にもなるかもしれない。(取材・文:青木務)

2018年05月28日(月)10時40分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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シャドーの本田圭佑

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本田圭佑【写真:Getty Images】

 本田圭佑が“中央”に戻ってきた。【3-4-2-1】に挑戦中の日本代表だが、長らくエースとして活躍してきた本田がフィットすれば、この布陣を『本田システム』と呼ぶことになるかもしれない。

「とにかく後ろからしっかりとラインを上げて押し出して、前の選手たちをフォローしてあげることも大事と思っている。逆に攻撃の部分では中盤に人数を割けると思う。これまで縦に速い攻撃をやってきましたけど、それは現代フットボールでは当たり前のものなので、それは継続しながら。それプラス、中盤の数的優位を活かした崩しとか、そういうのももう少し加えていけたらないという感覚はあります」

 リベロの位置に入るなど、戦術の鍵を握るキャプテンの長谷部誠はこのように語っている。最終ラインがしっかりと押し上げられれば、中盤に人数をかけることができるという考えだ。そうしたシチュエーションが生まれれば、いい形で奪ったボールを素早くフィニッシュに繋げることができるだろう。さらに、本田がサイドではなく中央寄りにポジションを取ることで、より相手ゴールに近い位置でプレーできる状況が生まれる。

 2日連続で戦術練習を行った西野ジャパンだが、その中で【3-4-2-1】のシャドーを務めたのは本田、宇佐美貴史、香川真司、浅野拓磨、原口元気の5人。本田は圧倒的な力を示しているわけではないが、タメを作ったり周囲との細かい繋ぎで前進するなど随所に『らしさ』も見せた。

 高い位置で守ろうという強い決意を持って日本はワールドカップに臨むと思われるが、厳しい時間帯、最終ラインの枚数を気にする暇なく死に物狂いで守らなければならない場面は必ず出てくる。その場合、仮にボールを奪えても相手ゴールとの距離が遠く、前に人が足りない状況に陥る。だが、本田が少しでもキープできれば味方が押し上げる時間が生まれる。

 以前ほど圧倒的ではないにせよ、本田のキープ力は西野ジャパンでも上位だ。もちろん、シャドーの選手まで守備に追われることもあるだろうが、それでも本田がピッチにいる意味は大きい。

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