日本代表の乾貴士【写真：Getty Images】
【日本 2-1 コロンビア ロシアワールドカップ・グループリーグH組第1節】
日本代表は現地時間19日、ロシアワールドカップグループリーグ第1節でコロンビアと対戦し、2-1で勝利している。
前半開始早々にコロンビアのMFカルロス・サンチェスが退場処分になると同時に、PKによって先制ゴールを奪うことに成功した日本。しかし、その後は10人になりながらも前に出てくるコロンビアに対し劣勢を強いられ、前半のうちに同点に追いつかれてしまう。後半に入り、しばらくは膠着状態が続いたが、73分にCKから大迫勇也が頭で合わせ2-1と勝ち越し。そのまま試合を終えることに成功している。
左サイドハーフとして先発出場を果たした乾貴士は「重要な勝ち点3だと思います。4年前、僕はいなかったですし、そういう悔しさを味わっていないですけども、そのピッチに立っていた選手は何人もいるので、この勝利というのは何よりでかいと思います」と述べている。
乾にとっては初めてのワールドカップ。「緊張はそんななかった」という同選手は、果敢にサイドから仕掛け、チャンスを演出していた。左サイドバックの長友佑都との連係も光り、相手の脅威となっていた印象だ。しかし乾は自身のプレーに決して満足していない。
「前半は自分自身、すごく良くなくてチームに迷惑をかけてしまったので、後半は切り替えて、とりあえず走ろうと思ってやりました。ズルズルと引きずらずに切り替えないといけないなと思って後半に入ったので、ちょっとはマシにはなりましたけど、それでも何度かシュートチャンスがあった中で決めないといけなかったシーンもありましたし、そこはすごく反省点です」とコメントしている。
また、「あそこで逆に0で、 PKを（香川）真司が外してしまっていたら、前回大会のギリシャ戦みたいになっていたかもしれませんし、難しい形になっていたのかもしれない。けど、真司がしっかり決めてくれたことで自分たちは楽になりましたし、開始早々でしたけども、チームとしていい入りができたなと感じていました」と試合の入りを振り返っている。
次は決勝トーナメント進出をかけてセネガル代表と対戦する。乾は「この勝ちを無駄にしないためにも、次のセネガル戦がまずは大事になってくると思うので、そこに向けて調整してやっていきたいなと思います」と意気込んでいる。
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