柏レイソル、正念場でも露呈し続ける課題。16位転落・・・窮地のチームが絶対にやってはいけないこと

2018年09月16日(Sun)10時57分配信

text by 青木務 photo Getty Images for DAZN
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相手への対策、自分たちの戦い方は明確なのか

 清水の左サイドバック・松原后がボールを持った時、レイソルは伊東と亀川諒史の2枚で見ていた。しかし、松原が前に運ぶと亀川との一対一に。相手のサイドバックに柏のサイドバックが対応する状態になった。

 そして、センターバックとサイドバックの間が空いて生まれたスペースに清水の北川が侵入。ここでボランチの手塚と小泉は2人ともカバーに走る。前線から戻ってくる選手はおらず、この時点でペナルティエリア手前のスペースには誰もいなくなった。

 まずサイドの局面では伊東が対応し、ボランチのどちらか1人が北川のところをケアする状況を作れれば良かった。そうすれば少なくとも、あれだけ時間のある状態でシュートを打たれることもなかっただろう。

「あそこで僕が変に行かずに状況を見て、周りを見て危ないところに立っていないといけなかった」

 小泉はそう振り返った。ただし、結果的にバイタルがガラ空きになったとはいえ、北川へのケアが必要だったのも事実だろう。

「こっちのサイドバックが外に出たら、サイドバックとセンターバックの間に入ってくる相手選手にボランチがついて行くのは基本」と手塚が述べたように、やるべきことを遂行したとは言える。問題は誰が、いつ、どのような状況でどう動くかが明確になっていないことではないか。ピッチ内のコミュニケーションが乏しいのかもしれないし、日頃のトレーニングから落とし込めていないポイントがあるのかもしれない。

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