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CL開幕直前、グループリーグ展望。“死のB組”はどうなる? 香川、長友の出場はあるか(A~D組)【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

グループB

リオネル・メッシ
メッシを筆頭としたバルセロナの攻撃陣は破壊力満点。厳しいグループを乗り越えられるか【写真:Getty Images】

バルセロナ◎、トッテナム◯、インテル▲、PSV×

 死の組と言われるのがこのグループBだろう。ポット4の中で最も力のあるクラブであったインテルが同グループに所属したことで、一瞬の油断も許されぬ極めてレベルの高い組となった。

 首位通過の本命はバルセロナとみていいだろう。ウスマンヌ・デンベレ、リオネル・メッシ、ルイス・スアレスといった強力な3トップは好調で、破壊力は抜群だ。チャンピオンズリーグの舞台でも大暴れすることだろう。また、選手の層も昨季と比べれば厚くなっており、うまくメンバーを入れ替えながらグループを戦い抜きたいところである。

 トッテナムは現段階で2位通過の予想としているが、決して首位通過の可能性がないわけではない。昨季のCLでもレアル・マドリー、ドルトムントらと同じグループに所属しながら首位通過を果たしており、レベルの高いサッカーを展開できることは明らか。過密日程のプレミアリーグに所属、補強を行わなかったため選手の層が厚くなく、疲労度の面では若干の不安があるため、早い段階で決勝トーナメント進出を決めたいところではある。

 インテルはバルセロナやトッテナムとの実力差では劣る。しかし好不調の波が激しい同チームがこのグループを突破する可能性も捨てきれず、逆に言えば最下位に沈む確率も高い。久しぶりのCL出場でこの組み合わせとなったのは非常に痛手だが、何とか決勝トーナメント進出の道を切り拓きたいところだ。

 最も序列の低いPSVだが、ロシアワールドカップで大活躍したイルビング・ロサーノを筆頭とした攻撃陣の破壊力は凄まじく、バルセロナやトッテナムからすれば同クラブのカウンターには十分注意が必要だ。グループに大波乱を呼び込むチームになる可能性も。

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