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内田篤人、鹿島での8年半ぶりゴールは劇的決勝点。手痛いOGも帳消しに

text by 編集部 photo by Getty Images for DAZN

ACL初戦となった上海申花戦でフル出場したDF内田篤人
鹿島アントラーズの内田篤人【写真:Getty Images】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝1stレグが3日に行われ、鹿島アントラーズと韓国の水原三星が対戦。鹿島は開始6分までに2点を奪われる最悪のスタートを切ったが、最後は逆転して3-2の勝利を収めた。

 前半2分、水原のCKからのボールがDF内田篤人の体に当たってゴールへ向かい、GKが掻き出す前にラインを越えたとの判定で水原が先制。その4分後にも追加点を奪った水原が決勝進出に向かって優位に立ったかに見えた。

 だが21分に相手オウンゴールで追いついた鹿島は、84分にセルジーニョが同点のゴール。後半アディショナルタイムにはFKからゴール前に放り込まれたボールを内田が押し込み、劇的な逆転勝利で試合を終えた。

 ドイツでの7年半のプレーを経て鹿島に復帰した内田にとってはこれが復帰後初ゴール。鹿島での得点は2010年3月に行われたACLのペルシブラ・ジャヤプラ戦以来実に8年半ぶりとなった。

 鹿島以外での試合を含めても、内田がゴールを決めたのは2014年5月の日本代表対キプロス代表戦以来4年4ヶ月ぶり。ドイツでの最後の数年間は負傷に苦しみ、プレーすることもできない時期が続いたが、復活を果たして以来初めてのゴールとなった。

 アウェイゴール2点は奪われた鹿島だが、2ndレグを引き分け以上で終えればクラブ史上初のACL決勝進出が決まる。アウェイでの2ndレグは今月24日に行われる。

【了】

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