饒舌な今野泰幸、これぞ絶好調の証。ガンバ7連勝の立役者、苦しみ抜いた末に取り戻した躍動感

2018年11月06日(Tue)13時29分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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宮本監督も認める「安定感」

宮本恒靖
宮本恒靖監督も今野泰幸に全幅の信頼を寄せる【写真:Getty Images】

 もちろん、最前線の2トップだけではない。「10番」を背負って2年目の倉田秋が2列目の左サイドで、夏場にレノファ山口から加入した小野瀬康介が右サイドで躍動。今野が後方を巧みにサポートすることで、レジェンドの遠藤も前方でパス能力を存分に駆使できる状況が生まれる。

「みんなが正しいポジショニングをすればいまはボールが回るし、どんどん前へ運べる。サイドハーフも絡んだ前線の選手たちで解決できちゃうというか、前線へいいパスを出せれば、速い攻撃につなげることができる。だから僕だけでなく、ヤットさん(遠藤)や最終ラインの選手たちも、奪った後の1本目のパスをいまは大事にしています。みんな本当に楽しそうにプレーしているので、後ろから見ているだけで僕も楽しくなってきますよね」

 レッズ戦の62分に決まったファン・ウィジョの勝ち越しゴールも、今野が言及した通りのプレーから生まれている。ガンバゴールに迫る武藤雄樹を、自陣のほぼ中央で今野が体を張って食い止める。体勢を大きく崩しながらも執念をむき出しにして、武藤よりも先にこぼれ球へ触れたのも今野だった。

 ボールを拾った遠藤からパスを受けたファン・ウィジョが、タッチライン際からカウンターを発動。約40メートルをドリブルで駆け上がり、そのままそのまま強烈な一撃をレッズゴールに突き刺した。このシーンに象徴される今野のプレーが、ガンバを変えていると宮本監督が力を込める。

「コンちゃん(今野)が帰ってきたことで、彼の存在自体が選手たちやチーム全体に安定感をもたらしている。要所、要所で球際の強さを見せているし、そこで相手にボールがこぼれるのか、自分たちのものになるかというところで試合の流れというものは変わる。そこでコンちゃんの力によって自分たちのほうに来ることが増え、勝利という結果につながっているところが多々あるのかなと」

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