松本山雅FCがJ2首位で最終節へ【写真:Getty Images】
明治安田生命J2リーグ第41節の全11試合が10日から11日にかけて開催された。大混戦となっている優勝争いおよび昇格争いは最終節までもつれている。
土曜日の試合では、前節時点で2位に位置していた大分トリニータがツエーゲン金沢を下して暫定首位に浮上。4位の横浜FCもファジアーノ岡山に勝利を収めた。7位の大宮アルディージャもモンテディオ山形に勝利を収め、暫定でプレーオフ圏の6位に浮上していた。
日曜日に試合を行う各チームにはプレッシャーがかかる状況となっていたが、上位チームはいずれも結果を出した。東京ヴェルディはカマタマーレ讃岐に、アビスパ福岡はロアッソ熊本にそれぞれ1-0で勝利。松本山雅FCも栃木SCを1-0で下し、大分を抜き返して首位を守った。
来季のJ1ライセンスを持たないため昇格はできないが優勝を狙うFC町田ゼルビアは愛媛FCと対戦。町田が2位以内に入ればJ1との自動入れ替えが1チームのみとなるため、J1の下位チームからも大きな注目を集める町田は、終盤に2点を奪って2-0で勝利を収めた。
結局今節は上位7チームが全て勝利。松本山雅が勝ち点76で首位に立ち、1ポイント差で大分と町田が2位と3位に続く。4位の横浜FCも自動昇格の可能性を残して最終節を迎える。
また松本山雅、大分、横浜FCは少なくともプレーオフ圏内に入ることが確定。東京V、福岡、大宮の3チームが残りの2枠を争う。最終節は町田対東京Vのみが上位の直接対決となる。残り1試合となった時点でのJ2上位チームの成績は以下の通り(括弧内は得失点差)。
1. 76(+20) 松本山雅FC
2. 75(+25) 大分トリニータ
3. 75(+18) FC町田ゼルビア
4. 73(+18) 横浜FC
5. 70(+15) 東京ヴェルディ
6. 69(+16) アビスパ福岡
7. 68(+16) 大宮アルディージャ
【了】