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吉田麻也、キルギス戦はアジア杯へのアピールの場。「誰がチャンスを掴むか」

text by 編集部

吉田麻也
吉田麻也【写真:Getty Images】

 日本代表は19日、20日に豊田スタジアムで行われるキリンチャレンジカップ2018キルギス代表戦に向けた前日練習を行った。

 吉田麻也はキルギス戦の位置付けについて「最後の試合なんで、全員が最後のアピールの場になると思うので、まあ1つでもいい形を1人1人が持ってるものをアピールする場かなと思います」と来年1月にアラブ首長国連邦(UEA)で開催されるアジアカップへのアピールの場と捉えている。

 2011年のアジアカップ優勝を吉田は経験している。当時を振り返り「大会で累積が出たり、ケガ人が出たりがあると思うんで、他の選手が出てもそん色なくプレーできる、さらにはそれ以上のものを出せるような形を作れるのが一番ベストだと思う」とバックアップ選手の重要性について説いた。

 続けて「期待値が高まってる中で、勝って当たり前という期待、プレッシャーの中で勝たなければいけないっていうのは、また難しいところで、僕は個人的に日本はそういう時はあまり力を発揮できないんじゃないかと感じてる。ベルギー戦も予選がよくて行けるんじゃないかってところでコケて、前回のアジアカップも期待されてる中でコケて、ブラジルも期待されてコケて。逆に期待されてないときに結果を、ハングリーさを出せるってのは非常に日本人のいいところかもしれないですけど、やっぱり強いチームってのは期待されてる中で結果を出すと思う」と精神面も大会を戦う上で大事な要素だと感じているようだ。

 それだけに年内最後となるキルギス戦は大事な一戦になると吉田は強調する。「監督がこれだけチャンスを与えてくれてるってのはなかなかないことなんで。誰がチャンスをつかむかってところだと思います。それが逆に言えばチームにとって必ずプラスになると思うんで」とチーム全員で勝利を掴みにいくことを誓った。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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