NMDの凄み、中島に許されるプレーとは?「彼らの面白い距離感が試合のテンションを上げる」【宮澤ミシェルの独り言】

日本代表選出経験も持つ元Jリーガーで、現役引退後は解説者として活躍中の宮澤ミシェル氏の連載企画。第23回は、日本代表の11月シリーズについて。ベネズエラ、キルギス戦のパフォーマンスをどう見たのか。そして、5試合を戦って2018年を終えた森保ジャパンの形とは?(語り手:宮澤ミシェル)

2018年11月22日(Thu)11時51分配信

シリーズ:宮澤ミシェルの独り言
text by 青木務 photo Junichi Ebisawa , Getty Images
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ベネズエラは手応えのあるいいチームだった

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宮澤ミシェル氏が、日本代表の11月シリーズを語った【写真:海老沢純一】

 今回、日本代表はベネズエラ、キルギスと対戦した。ベネズエラ戦は苦労したね。手応えのあるいいチームだった。やっぱり、個人で何かできる選手がいて、前からのプレスが少し効かなくなったりする相手だと、やっぱり苦労する。日本が徹底してやるのはいいんだけど、ちょっとギャップができたり間延びしたりということがあった。奪われてすぐ逆サイドに持っていかれるとプレスがかからないので、ちょっとラインを下げなきゃいけない状況になるんだよね。それがベネズエラ戦では見られた。

 とはいえ、悪いゲームじゃなかった。センターバックでは冨安(健洋)が出場したけど、彼は慣れてきたよね。元々チャレンジには強い選手なんだけど、それに加えてバランスをディフェンスラインに与えられた。吉田(麻也)との距離感だとか、カバーの位置、深み。それらは彼なりに慣れてきたなと感じる。大胆にボールを運べたり、運ぶというところまではまだいかないんだけど、持ち出そうとしていたし、縦にボールを付ける意識も高かったね。安定感もあったよ。

 身のこなしもいいし、戦える。我慢すべきところは我慢できる。やっぱりそれは経験なんだよね。「ここダメだな」と思った時に“捨てボール”も入れられる。どこでボールを失えばカウンターを受けないというのもわかってくる。我々の中ではゲーム慣れと言うんだよね。それが身につくと、「奪われるよりはいいか」という風にボールの入れどころを考える。そういうのが見え始めているし、ゲームに慣れてきたんだろうね。

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