宮本ガンバはなぜV字回復できたのか? 東口順昭と三浦弦太、日本代表が語る2つの要因

2018年12月03日(Mon)12時21分配信

text by 下河原基弘 photo Getty Images
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前半戦と後半戦では別のチームに。何が改善されたのか

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東口順昭と三浦弦太【写真:Getty Images】

 10連勝ならず。だが「確かに17試合を終えたところで(監督を)引き受けたことを改めて振り返ると、厳しい順位だったなと思いますけど」と宮本監督が話したように、就任時は16位。4勝3分10敗、勝ち点もわずか15だったが、クラブレジェンドが指揮を執ると終盤の9連勝もあり10勝3分け4敗。勝ち点を33上積みして最終的に7つ順位をアップさせた。前半戦と後半戦では別のチームではというほどの快進撃だった。

 宮本監督が就任して、1番何が大きく改善されたのか? その問いに東口は「守備の距離感がよくなった。守から攻に出ていく距離感が明らかに近い。練習から、そういったことを意識してきた結果だと思う。明らかに失点が減って、得点が増えた」と話した。

 距離感については三浦も「攻守においてよくなっていると思う。攻撃になってもテンポよくボールが動くし、守備でも前からはめにいって(ボールを)奪えるようになってきた」と証言する。

 クルピ監督時の17試合では15得点25失点という成績だったが、宮本監督が指揮した17戦では26得点21失点と、攻守両面で明らかな改善傾向が見られる。現役時代には卓越した戦術眼とサッカーIQで日本代表の主将も務めた名プレーヤーは、その能力を今度はチームを率いる立場でピッチ上に落とし込んで古巣を復活させた。

 それを短期間で可能にしたのが、指揮官の「コミュニケーション能力」だ。「練習からツネさんは感じた事とかを、落とし込んでしゃべってくれることが多い」と東口。続けて、ゲームに向けたミーティングでも「試合で何をして欲しいということを、箇条書きにしてくれている。何をして欲しいというのが、選手に伝わりやすく分かりやすい」と明かした。三浦も「試合前のミーティングでは個人に対して求めていることを言ってくれる。だから、毎試合そこを意識しようと思っていた」と振り返った。

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