「札幌は都倉の“アホさ加減”がいいね!」。J1総括、優勝争いの分かれ目はロシアW杯?【宮澤ミシェルの独り言】

2018年12月06日(Thu)11時40分配信

シリーズ:宮澤ミシェルの独り言
text by 青木務 photo Getty Images
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ミシャと故ニカノールさんの共通点

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北海道コンサドーレ札幌の都倉賢【写真:Getty Images】

「頑張りすぎる」という意味では、特に日本みたいな真面目な選手たちは、どんどん行く。でも考えてみれば、選手たちは自立していないといけない。僕たちって練習を休めなかった。1日練習を休むと取り戻すのに3日かかる、という時代だった。でも、海外には休むと上がるという考え方もある。コンディションも筋肉の状態も上がる、と。そこが違うんだよね。肉体的には落ちているんだけど、メンタル面を上げておけば調整もしやすいとう風にプラス思考が多いんだよね。

 素晴らしいと思ったチームは北海道コンサドーレ札幌だ。最後までACL出場権を争ったというのもあるけど、とにかく楽しませてもらった。都倉(賢)とジェイがいて、三好(康児)やチャナティップがいて、そういう選手たちが(ミハイロ・)ペトロヴィッチ監督のサッカーに見事にハマったね。本当に選手がみんな輝いていた。駒井(善成)もいるし、菅(大輝)と福森(晃斗)の左サイドなんて強烈で最高だった。

 都倉の“アホさ加減”がいいね! 彼には自分の世界があるんだ。いい意味でナルシスト的な。ああいう選手は1チームに1人ほしいね。イブラヒモビッチみたいな、訳わかんないことやりそうな雰囲気があるじゃない。

 僕は以前、ツエーゲン金沢が地域リーグにいた時にスーパーバイザーという立場でクラブに関わっていた。それで当時、フロンターレで試合に出られていなかった都倉を借りようと思ったんだ。国士舘大学の後輩の向島建が強化部にいたから、「都倉を貸してくれない?」と頼んだんだよ。結局、実現はしなかったけど、都倉は化けそうな雰囲気が当時からあった。

 殻を破れない限りキャリアは続かないなとも思っていたけど、都倉は色々なクラブを転々としてあそこまでの選手になった。だから今、こうして活躍しているのは嬉しいよ。ミシャとの出会いも大きかっただろうね。ミシャは選手の可能性を引っ張り出そうとする。その選手の持っているものが雰囲気でわかるんじゃないかな。先日亡くなったニカノールさんと似ているよ。

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