名波ジュビロ、残留へ幸運のラストチャンス。未来を懸けた大一番、カギを握るのは?【J1参入POプレビュー】

2018年12月07日(Fri)11時00分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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J1残留へ必要なこと

 今季、磐田はセットプレーの守備で弱さをさらけ出してきた。マークを外され、フリーで叩き込まれた失点もあった。対して東京Vは、FKとCKで今回のプレーオフを勝ち上がってきた。2回戦の横浜FC戦での劇的ゴールはチームの気迫が乗り移ったものだったが、磐田のどこが狙い目なのかは分析しているはず。集中して守るのはもちろん、セットプレーを与えないことも求められる。

 ラスト15分は磐田の弱点だが、東京Vもこの時間帯の失点が最も多い。一方でサックスブルーは、後半30分以降に得点をよく奪ってもいる。仮にこう着状態のまま試合が進めば、東京Vもバランスを崩して攻めてくるだろう。磐田が試合を動かし優位に進めるのがベストだが、とにかく先手を取らせないことが最優先だ。

 立ち上がりは慎重になりすぎず、かつシンプルにプレーすべき。東京Vは前半15分までの得点が多く、今回はエンジン全開で入ってくる可能性もある。コンパクトさを保つ、中央を締める、状況に応じて鋭くボールにアプローチする――昨季や今季前半戦のような戦いを見せたい。

 東京Vは一人ひとりのポジション取りが良く、パスコースの作り方や顔出しも的確。サイドチェンジやロングフィードなど大きな展開で目先を変えるのも上手い。ボランチ経由でボールを動かし、リズムを生み出す。ポゼッション時の個々の位置取りにはリスク管理も含まれており、“攻めながら守る”ことができる。

 そんな好チームに対し、磐田はどのように戦うべきか。

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