名波ジュビロ、残留へ幸運のラストチャンス。未来を懸けた大一番、カギを握るのは?【J1参入POプレビュー】

2018年12月07日(Fri)11時00分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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最強助っ人はピッチに立てる?

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アダイウトンはピッチに立てるだろうか【写真:Getty Images】

 臨機応変に戦うのは当然として、相手最終ラインにはある程度ボールを持たせ、前線の選手はボランチへのパスコースを寸断する。フィードには後ろの選手が対応し、周りはセカンドボールも確実に拾う。好守の切り替えがスムースにいかないことのある磐田としては、局面で『個』が輝きを放つことが望ましい。

 切り札となるべき選手はいるが、心配なのはコンディションだ。

 過去の入れ替え戦では、助っ人の爆発があった。磐田でそれを期待するなら、やはりアダイウトンだろう。ブラジル人アタッカーはシーズン序盤に右膝前十字靭帯断裂、半月板損傷という大怪我を負い長期離脱を余儀なくされた。それでも、J1最終節・川崎F戦はベンチに入っている。状態はわからないが、プレーできるところまでは戻っているのではないか。

 満身創痍の川又堅碁を含め、スタメン出場できれば言うことなし。ラフなボールをアダイウトンと川又が追うだけで、相手守備陣にとってはプレッシャーとなるはず。今さら2015年の東京V戦を持ち出す意味はないが、加速したアダイウトンを止めるのは容易ではない。

 また、入れ替え戦の歴史は若手躍動の歴史でもあった。21歳の小川航基はルーキーイヤーから「自分のゴールでチームを勝たせたい」と繰り返してきた。第31節・サンフレッチェ広島戦では“ようやく”J1初ゴール。90+8分という土壇場で迎えたPKを冷静に決め、逆転勝利に導いた。プレッシャーを楽しめる、肝が据わった選手だ。大一番は彼の大好物、ピッチに立てば何かやりそうな男だ。

 また24歳と若手とはいえないが、3年目の荒木大吾も面白い存在。囲まれても苦もなく突破できる力は貴重で、シーズン中盤以降は切り札となっている。

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