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浦和が仙台を下して12年ぶり天皇杯優勝。宇賀神のスーパーボレーで決勝点

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズ
浦和レッズが天皇杯優勝【写真:Getty Images】

【浦和レッズ 1-0 ベガルタ仙台 天皇杯決勝】

 天皇杯決勝が9日に埼玉スタジアム2002で開催され、浦和レッズとベガルタ仙台が対戦。1-0の勝利を収めた浦和が優勝を飾った。

 クラブワールドカップに出場する鹿島アントラーズが準決勝に進んだことで、今季の天皇杯の準決勝および決勝は日程を前倒しして開催。例年の元日開催より1ヶ月近く早い異例の決勝戦となった。

 決勝ではその鹿島を下した浦和と、モンテディオ山形との東北対決を制して勝ち上がった仙台が激突。会場は昨年に続いて埼玉となることが決まっていたため、浦和はホームでの決勝となる。

 準決勝で決勝ゴールを挙げたマウリシオを負傷で欠いた浦和だが、前半13分にスーパーゴールで先手を取る。右CKから繋いだボールを長澤がゴール前に入れ、クリアされたボールに宇賀神が反応。ボールの落ち際に綺麗に合わせ、エリア手前から強烈な右足ボレーをゴール左上へ突き刺した。

 仙台も反撃を試みるが、26分に野津田が放ったシュートはGK西川がファインセーブ。エリア付近に侵入する形を数多く作りながらもゴールには繋げられず、浦和が1点リードで前半を折り返した。

 48分には西川からのロングボールに反応してゴール前に抜け出した宇賀神がGKシュミットの頭上を抜くシュートを放ったが、ゴール左に外れて自身2点目はならず。仙台も執拗にゴールを狙い続けるが、交代出場の阿部のシュートや野津田のFKなどは西川の正面でセーブされる。

 サポーターの大声援を背に1点のリードを守り抜いた浦和は、そのままタイムアップを迎えることに成功。2005年、2006年の連覇以来となる12年ぶりの天皇杯優勝でシーズンを締めくくった。

【得点者】
13分 1-0 宇賀神友弥(浦和)

【了】

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