日本代表に漂う停滞感の正体。森保監督は無策? オマーンに苦戦、見極めるべき真価

日本代表は13日、アジアカップのグループリーグ第2戦でオマーン代表と対戦し1-0の勝利を収めた。2連勝で決勝トーナメント進出も決まったが、チームにはどことなく停滞感が漂う。未だ負けなしの森保ジャパンではあるが、その真の実力を見極めるべき時が来ているのかもしれない。(取材・文:舩木渉【UAE】)

2019年01月14日(Mon)12時49分配信

text by 舩木渉 photo Getty Images
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もしPKがなかったら…

原口元気
もし原口元気のPKがなければ…【写真:Getty Images】

「無失点で勝利して決勝トーナメント進出を決められてよかった」

 選手たちや森保一監督は口を揃えてこれに似たようなことを述べていた。13日に行われたアジアカップのグループリーグ第2戦・オマーン戦に1-0で勝利した後のことだ。

 確かに勝った。だが、1-0が妥当な結果だったかと言えば、そうではないように思う。前半から相手の浅いディフェンスラインの裏を積極的に狙って次々にチャンスを作った日本は、南野拓実に再三の決定機があり、早い時間帯に複数得点していてもおかしくなかった。

 逆に決勝点となったPKは、審判が違えば、あるいはビデオアシスタントレフェリー(VAR)が導入されていれば与えられていなかったかもしれない。原口元気が倒された位置は、後から映像で確認するとペナルティエリアの外だったことがわかる。

 そして前半終了間際、相手のシュートを長友佑都が決死のブロックで阻止した場面。オマーンの選手たちはすぐに主審に対して長友のハンドを主張したが、スロー映像で確認すると反則を取られてもおかしくなかった。

 これもVARがあれば判定は覆っていただろう。長友本人も「腕に当たりましたよね。VARがあったらハンドになっていた可能性は高かったと思う」と、自らのプレーがPKを与えかねなかったことを認めている。

 運命の歯車に噛み合わない瞬間があれば、日本の決定機でシュートは好セーブを連発したGKに阻まれ続け、原口のPK獲得はなく、長友のハンドをとられてオマーンにPKが与えられ……そのまま0-1で負けていた可能性もあっただろう。

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