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冨安健洋、先輩CBたちとのコンビでさらなる高みへ。「良いところを盗む」

text by 編集部

冨安健洋
冨安健洋【写真:Getty Images】

 0-1で敗戦した22日のコロンビア戦から一夜明け、日本代表はボリビア代表戦に向けた練習を23日に日産スタジアムで行った。

 ベルギーのシント=トロイデンに所属するDF冨安健洋はコロンビア戦について「チャレンジしていく姿勢っていうのは昨日見せられたと思うし、GKからしっかりつないでやろうっていう、そういったチャレンジっていうのは絶対やっていかないと良くならないし、だからこそ、昨日のチャレンジっていうのは前向きにとらえるべきだと思うし、次の試合もそういったところをチャレンジしていければいいかなというふうに思います」と話し、ハンドでPK献上も、チャレンジ精神は決して忘れない。

 アジアカップではサウサンプトンDF吉田麻也とCBでコンビを組んでいたが、この日はトゥールーズDF昌子源とコンビを組んだ。PKで1失点し、危ないシーンを作られたものの、強豪コロンビア相手に流れの中からの失点を許さなかった。

 昌子とのコンビについて冨安は「誰とやってもコミュニケーションは取りながらやらないといけないんで、たぶんそんなに合わない選手とかはいないと思いますけど、まあでも源君がリーダーシップを取って、90分声切らさずやってくれてましたし、試合中に気になったところとか、そのたびに話ながらやることはできたと思います」と話した。

 また、吉田と昌子の違いについて冨安は「やっぱりタイプも違うというか、一人一人違うんで、やっぱり全く一緒ではないとは思います。より源君の方が最後のところというか、中っていう意識があるのかなっていうふうに思いましたけど、でも特に僕が、ちょっと外に出るのを気持ち遅くしたくらいですかね。あんまり早く出すぎないようにやろうっていうふうには言ってたんで、そんなに大きくは変えてないです」と話し、もう一人のCBによって大きくプレーを変えてはいないようだ。

 最後に、吉田と昌子の両CBとコンビが組めればチームとしての幅も広がるかと聞かれた冨安は「そういった先輩たちの良いところをどんどん盗んで、僕自身も成長につなげることができればいいなっていうふうに思ってます」と話し、さらなる高みへ20歳の若武者は成長を誓う。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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