安西幸輝の熱意と西大伍の経験値。2人の新顔が日本代表にもたらすもの【英国人の視点】

2019年03月30日(Sat)10時00分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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「やっぱり、長友さんを越えていかないと」(安西)

 日本代表の左サイドには、過去10年間の主軸の1人であった男が君臨している。昨年鹿島アントラーズへ移籍するまでJ2の東京ヴェルディで戦っていた安西は、先発の座への挑戦を続けていくためにはいくつかの部分で改善が必要だと理解している。

「やっぱり、長友さんを越えていかないと。今日はアグレッシブさは出せたかなと思います。でも最後のボールがもうちょっと良ければもっと良い印象を残せたかなと思うので、そこは少し残念です」

「良い1年を過ごして、代表チームに入ることができましたが、これからどうなるかは自分次第です。1日も無駄にせず、やるべきことがたくさんあります。もっと上に行きたいと思っています」

 初のA代表を体験した安西は自らを振り返り、学んだことを自分の中で消化しようとしている。一方、鹿島で安西のチームメートだった現ヴィッセル神戸の西は、過去唯一の代表戦出場から実に2855日ぶりの復帰という状況をさほど意識しすぎることはなかったと主張。彼らしく落ち着いた様子を見せていた。

「いつもどおりのプレーができました」と西は語る。

「一番良かったのは勝てたことです。相手は本当に引いて守っていて、フラストレーションが溜まりそうにも見えましたが、辛抱強くパスを繋いで組み立てて、最終的にはそれで相手を疲れさせることができたと思います」

 過去に1試合しか出場していない31歳の選手であれば、国際試合でインパクトを残すのは難しそうだと考えてしまうのが普通だろう。だが西は自分の力を信じている。レアル・マドリーとの戦いを延長にまで持ち込んだ2016年のクラブワールドカップ決勝や、昨年のAFCチャンピオンズリーグ優勝も含め、国内外での鹿島の栄冠を支える重要な役割を果たしてきた。彼の資質を疑う者はほとんどいないだろう。

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