ポドルスキが語った『脱却すべき状態』。バルサ化の行方、ヴィッセルが強者となるには?

明治安田生命J1リーグ第8節が20日に行われ、監督の電撃交代に揺れたヴィッセル神戸は、敵地で浦和レッズに0-1で敗れた。吉田孝行新監督の初戦は、MFアンドレス・イニエスタとFWダビド・ビジャをけがで欠きながら、ボール支配率やシュート数で浦和を大きく上回り、崩壊していた守備もミスから取られたPKによる1点のみだった。指揮官や選手の手応えや、今後の見通しは?(取材・文:下河原基弘)

2019年04月23日(Tue)10時47分配信

シリーズ:週間Jリーグ通信
text by 下河原基弘 photo Getty Images
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今季は大きな飛躍を遂げるはずだった

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ヴィッセル神戸の吉田孝行監督【写真:Getty Images】

 圧倒的にボールを支配していたのは神戸だった。後方からパスをつなぎ、浦和の選手たちを自陣にくぎ付けにする。パスも面白いように回り、シュートも相手の5本を上回る12本を放った。課題だった守備も前半10分に、DF大﨑玲央が足を滑らせた流れからPKで1点こそ奪われたが、前節までの3試合で9失点をしているチームには見えなかった。

 吉田孝行監督は「試合は全体的に自分たちがボールを持ちながらできたと思います。ただ、結果は負けたので、そこはしっかり受け止めますし、そこに向けての修正というのは当然あるので、今後もやっていかないといけない」と話した。

 選手たちの反応もポジティブだった。「あそこで自分がミスしなければ、0-0で終わって勝点を取って試合を終えられていたので。自分の責任です」と前置きをした大﨑は、「試合の入りもそうですし、内容的にも自分たちの試合運びはできていた」と語った。MFセルジ・サンペールも「確かにチームとしては悪い流れにあると思うのですけど、今日はいい試合ができたと思いますし、優位な形で試合は進められたかなと思っています」と手応えを感じているようだった。

 MFアンドレス・イニエスタをはじめ、FWダビド・ビジャ、セルジ・サンペールとFCバルセロナと縁の深い選手を次々と獲得した神戸。指揮官もスペイン人でポゼッションサッカーに造詣が深く、ジョゼップ・グアルディオラの師ともいわれるフアン・マヌエル・リージョ監督を据えて、バルサ化を加速させてきた。代表クラスの日本人選手も入団し、今季は大きな飛躍を遂げるはずだった。

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