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18/19リーガ・エスパニョーラベストイレブン。Fチャン編集部が選定、リーグを彩った名手たち【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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写真左からパレホ、サラビア、カソルラ【写真:Getty Images】

ダニエル・パレホ(スペイン代表/バレンシア)
生年月日:1989年4月16日(30歳)
今季リーグ戦成績:36試合出場/9得点7アシスト

 バレンシアの頼れる主将であり、ボール奪取と精度の高いパスが持ち味のスペイン代表MF。球際の激しさと強さはリーグでも屈指のものがあり、中盤で相手にとって嫌な存在となることができる。今季はイエロカード5枚、レッドカード1枚を受けているが、それもその特徴を存分に発揮したがゆえの結果と言えるだろう。

 もちろんその貢献度は守備面だけに留まらない。攻撃面ではリーグ戦36試合で9得点7アシストの成績を収めるなど、ゴールに直結するようなプレーでチームを幾度となく救い出した。パスの平均成功率は86%とこちらも申し分ない成績を残している。バレンシアは見事来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得を決めたが、主将としてチームを牽引し、それらに大きく貢献したダニエル・パレホはまさしくベストイレブンにふさわしい働きを見せたと言えるだろう。

パブロ・サラビア(スペイン/セビージャ)
生年月日:1992年5月11日(27歳)
今季リーグ戦成績:33試合出場/13得点13アシスト

 セビージャで活躍するレフティー。トップ下やサイドハーフ、サイドバックなど複数のポジションでプレーすることが可能な選手であり、その器用さは欧州でも屈指のものがあると言えるだろう。チームにおいても欠かせない存在となっている。

 今季はリーグ戦33試合で13得点13アシストという圧巻の成績を収めたパブロ・サラビア。13ゴールはチーム2番目に多い数字、13アシストというのはリオネル・メッシと並んでリーガ・エスパニョーラトップの成績である。チームはシーズンを6位で終えることになったが、サラビアの活躍は実に印象的であった。

サンティ・カソルラ(スペイン代表/ビジャレアル)
生年月日:1984年12月13日(34歳)
今季リーグ戦成績:35試合出場/4得点10アシスト

 かつてスペイン代表としてEURO2008などに出場した実力派MF。中盤であればどこでもプレー可能という器用さに加え、確かな技術も持ち合わせるなど、サッカーセンスは抜群だと言えるだろう。左右両足を器用に使いこなせる点も実に魅力的である。

 負傷癖があり、一時は足切断の危機にも陥ったサンティ・カソルラであったが、今季より復帰したビジャレアルではリーグ戦35試合に出場し、4得点10アシストの成績を収めるなど2018/19シーズンは本来持っている力を取り戻したと言える。また、今月17日には約4年ぶりにスペイン代表招集を受けるなど、まさに完全復活を印象付けるシーズンとなった。

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