「相手というよりかは僕らが３バックに適応する」

5日のトリニダード・トバゴ戦のスターティングメンバ―【写真：Getty Images】

「サッカーはゴールを取るスポーツですし、下げて、ゴールを取られなくてもゴールを取れないと意味がないので、それをシンプルにみんな思っていることだと思います。（なるべく）下げたくないと」という冨安の側も右ウィングバックの酒井宏樹をできるだけ下げさせないようにしていた。

「相手というよりかは僕らが３バックに適応する、相手云々より僕らという感じですね今は。フォーメーションに合わせるとかじゃなくて」

　そう語る冨安だが、その形でやる上で気になったことがあった。「宏樹くんがちょっとぼかして後ろに置いているときがあって、それは大丈夫なのかというのを（原口）元気くんが森保さんに聞いていて、そこに僕も入って話をしましたけど、うまいボランチだったらあそこに出してくるよねという話にもなりましたし、確かにそうだと思った」

　例えばトリニダード・トバゴの選手が前線のワイドに張った状況でも酒井が下がらずに裏のスペースに半ば放置していた時に、もし相手の中盤から一発で正確なパスが出てきたら、冨安がかなりワイドにカバーする必要が出てくる。実際により強い相手になった状況を想定しながらも冨安はこう語る。

「ウィングバックにちゃんとポジションを取らせすぎると前にもいけないので、押し込まれるので、そこは5バック（3バック）をやる上でかなり難しいところではありますけど、ある程度僕がカバーできるところはカバーしたいと思っていますし、サイド出てからでも止めることができれば、それに越したことはないし、なので僕個人としてもそういう状況になった時に止められるかは僕自身の課題です」