チェルシーの昨季はどんなシーズンだったのか? ランパード監督就任が“運命”である理由【18/19シーズン総括(9)】

2018/19シーズンは、これまでスペインが握っていた欧州の覇権がイングランドへと移る結果で幕を閉じた。タイトル獲得や昨季からの巻き返しなど様々な思惑を抱えていた各クラブだが、その戦いぶりはどのようなものだったのだろうか。今回はチェルシーを振り返る。(文:プレミアパブ編集部)

2019年07月19日(Fri)11時43分配信

シリーズ:18/19シーズン総括
text by プレミアパブ編集部 photo Getty Images
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結果だけ見れば十分に合格

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チェルシー【写真:Getty Images】

 2018/19シーズンのチェルシーは、マウリツィオ・サッリと共に変革を目指した。どちらかというと守備的な戦い方をしてきたチームに、いきなり攻撃的なパスサッカーを定着させることは難しい。とはいえ「サッリボール」は、ペップ・グアルディオラに「バルセロナと並んで、ファン目線で試合を見たいサッカー」と言わせたほどのものだ。実現可能性はともかく、注目と期待度は開幕前から非常に高かった。

 ただ初年度はまだ人員整理も終わっておらずサッリボールにハマらない選手が多かった上に、イタリア人のサッカーの浸透には時間がかかることも有名だ。 3年契約の1年目である昨季は、ある程度結果を求めつつも「準備期間」という位置づけだったはず。

 にもかかわらずプレミアリーグでは3位を確保し、ヨーロッパリーグではいきなり優勝を成し遂げた。背景を考えればこの結果は十分合格だったと言える。

 振り返ると新戦術への挑戦は悪くないスタートを切った。プレシーズンマッチからゲームメイカーのジョルジーニョを中心に、パスワークで相手を攻略する戦い方を定着させると、開幕後の12試合は負けなし。序盤戦はリバプールやシティと首位争いをしていた。

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