久保建英の恐るべき超一流のスキル。Jリーグでも見せていた異次元のプレーの数々【カメラマンの視点で徹底解説(4)】

久保建英。バルセロナの下部組織で育ち、18歳にして日本代表デビューを飾り、世界最大のクラブであるレアル・マドリーへの移籍を勝ち取った男。日本サッカー界の新たなスターとなったが、実際にはどのような部分が優れ、どのように凄いのか。レンズを通して世界のサッカーを見続けているカメラマンが解説する。(撮影・文:山田一仁)

2019年07月29日(Mon)7時00分配信

シリーズ:カメラマンの視点
text by 山田一仁 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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Jリーグではどんなプレイをしているのか?

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既にかわした倉田が後ろから追ってくるのを一瞬だけ見て、位置を確認している【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 今季のJ1、FC東京のプレイから。

 私は、久保がバルセロナのラ・マシア出身であることは知っているが、当時の生のプレイを見たことは無い。それどころか日本に戻り、FC東京の一員としてJ3でプレイしていたころの生のプレイも見ていない。つまり写真に撮っていないということだ。

 そろそろ彼の生のプレイをレンズを通して見たいという衝動に駆られ、4月、5月に行われたアウェーでの大阪の試合へ行くことにした。
 
 4月ガンバ大阪戦:この試合、目立ったスーパープレイ的なものには気が付かなかったが、J1の首位に立っていたFC東京のレギュラーとして、17歳でプレイしていること自体が凄いことだろう。写真を整理していて気が付いたのは、久保がどこを見ているかということ。

 既にかわした倉田が後ろから追ってくるのを一瞬だけ見て、位置を確認している。対峙する選手と倉田の位置を知ることによって、次に出来るプレイの選択肢が広がる。

 この倉田を見ているときも完全に頭を後ろに向けているというよりは、顔を横に向けたときに後ろも感じる程度に視線を向けている。その一瞬、倉田はボールを見ているので、自分が久保に見られていることを知らないだろう。

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