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レッズ、ACL決勝進出へ大きく前進。ファブリシオ&関根貴大の強烈ミドル2発で先勝

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズ
浦和レッズが広州恒大に勝利【写真:Getty Images】

【浦和レッズ 2-0 広州恒大 ACL準決勝1stレグ】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝1stレグの浦和レッズ対広州恒大戦が2日に行われ、ホームの浦和が2-0で勝利を収めた。

 浦和は中国の上海上港を破って準決勝に進出。広州恒大は鹿島アントラーズを下して勝ち上がってきた。どちらも過去に2回この大会で優勝しており、最多記録となる3回目のアジア制覇を目指す。

 ホームでアドバンテージを奪っておきたい浦和は序盤から積極的に仕掛けていく。17分には左サイドの槙野智章からエリア内でパスを受けた関根貴大のシュートが枠を捉えたが、GKの好守に阻まれた。

 その2分後、均衡を破るゴールは浦和に生まれる。ペナルティーエリア手前左寄りの位置で関根からのパスを受けたファブリシオが右足を振り抜き、豪快なミドルをゴール右上へ突き刺した。

 その後も試合は浦和ペース。26分にはゴール前に抜け出した橋岡大樹がGKをかわして絶好のチャンスを迎えたが、ゴールのカバーに入ったDFにシュートを弾き出されて惜しくも追加点を逃した。

 前半を1点リードのまま終え、追加点の奪えない時間が続いていた浦和だが、後半半ばから再び攻撃が活性化。68分には交代で投入されたばかりの武藤雄樹が右からのクロスに合わせ、惜しくもGKのファインセーブに阻まれる。

 75分には待望の追加点が生まれた。右CKからのクロスは跳ね返されたが、広州のクリアが小さくなったボールに関根が反応すると、エリア手前からそのまま右足一閃。ゴール前の密集の中を抜けた鋭い弾道のボールがゴール左隅に突き刺さった。

 84分にはゴール前に抜け出したウェイ・シーハオにアウェイゴールを奪われたかに見えたが、オフサイドの判定でノーゴール。無失点を守った浦和がACL決勝進出に大きく前進する勝利を飾った。

【得点者】
19分 1-0 ファブリシオ(浦和)
75分 2-0 関根貴大(浦和)

【了】

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