マリノス、優勝決定の可能性も。その条件は? アントラーズとFC東京が足踏み【J1優勝争いの現状】

明治安田生命J1リーグ第33節が、11月30日に行われる。リーグ戦も残すところあと2試合。佳境を迎える優勝争いの現状をまとめる。(文:編集部)

2019年11月29日(Fri)10時00分配信

text by 編集部 photo Getty Images
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鹿島、FC東京は痛い勝ち点取りこぼし

Jリーグ
今季のJ1リーグも残すところあと2試合。優勝争いも佳境を迎えている【写真:Getty Images】

 今季の明治安田生命J1リーグも残すところあと2試合になった。現在、同リーグで優勝を争っているのは横浜F・マリノス、FC東京、鹿島アントラーズの3クラブ。ここから、それぞれのチームが栄冠へ向けラストスパートをかけることになる。

 J1第31節を終えた時点で首位に立っていたのはFC東京。しかし、前節の湘南ベルマーレ戦は思わぬ苦戦を強いられることになった。

 リーグ戦9試合ぶりのホームゲームとなったFC東京は、序盤から湘南の猛烈なプレッシャーを受け、なかなかリズムを掴むことができない。すると、36分にMF松田天馬に先制ゴールを許してしまうなど、まさかのビハインドを背負ってしまう。その後も得点を奪うことができなかったFC東京は、後半ATにDF森重真人のボレーシュートが突き刺さり、土壇場で同点に追いつくものの、試合はそのまま終了。優勝へ向け勝ち点3の獲得が必須という状況で、痛い勝ち点1止まりとなってしまった。

 そのFC東京の躓きを見逃さなかったのが横浜F・マリノス。前節にアウェイで松本山雅FCと対戦したマリノスは、2分という早い時間にFW仲川輝人が先制ゴールを奪うなど、幸先良いスタートを切る。その後も松本を押し込んだマリノスは、追加点こそ奪うことができなかったが、反対に松本にも反撃も許さず。敵地で1-0と白星を掴み取り、首位に浮上することになった。

 その2クラブの背を追う鹿島アントラーズは前節、アウェイでサンフレッチェ広島と対戦。鹿島は序盤から相手の厚い守備に苦しみ、なかなか決定機を迎えることができない。反対に、後半は守勢に回ってしまうなど最後までリズムを掴むことができず。試合はスコアレスドローで終了している。鹿島はこれでリーグ戦2試合勝ちなしに。優勝へ向けては、痛すぎる足踏みとなってしまった。

マリノスは今節にも優勝決定の可能性

 J1第32節を終えた上位3クラブの順位表は以下の通りだ。

1位:横浜F・マリノス(勝ち点64/得失点+24)
2位:FC東京(勝ち点63/得失点+20)
3位:鹿島アントラーズ(勝ち点60/得失点+25)

 順位表を確認しても分かる通り、リーグ戦ここ2試合で勝ち点1の獲得に終わっている鹿島の逆転での優勝はかなり厳しいと言える。次節、首位のマリノスが川崎フロンターレに、またはFC東京が浦和レッズに勝利した時点で、鹿島は自分たちの結果に関係なく優勝の可能性が消滅することになる。仮に次節でマリノス、FC東京がともに敗れても、最終節でマリノスとFC東京が直接対決を行うため、最低でも勝ち点64以上が必要となってくる。残り2試合で勝ち点6の獲得は必須、かつ上位2クラブの成績次第になるため、やはり優勝への条件は厳しいと言わざるを得ないだろう。

 2位のFC東京は、首位・マリノスと勝ち点1差のため、逆転優勝の可能性は十分にある。ただ、今節の対戦相手である浦和レッズには本拠・味の素スタジアムで14戦勝ちなし中と相性が悪い。さらに浦和の場合は残留が確定していないため、同クラブの今節にかけるモチベーションも非常に高いと言える。FC東京にとってはやりづらい相手になるだろう。

 仮にFC東京が浦和に敗れ、マリノスが今節で勝利を収めると、マリノスの優勝が確定することになる。FC東京が今節引き分け、マリノスが勝利した場合は最終節次第になるが、FC東京はそこで勝利しても勝ち点でマリノスを上回ることはできない。そのため、現時点での得失点差「4」を考えると、第34節でマリノスを上回る可能性は低いと言える。

 当然、マリノスが川崎Fを相手に勝ち点を取りこぼす可能性も捨てきれないが、あまり期待はしないほうが良いだろう。今節の浦和戦での勝利は絶対条件。ここを落とすと、優勝の可能性は薄れると言ってもいいはずだ。

 首位・マリノスが今節迎える相手は川崎F。昨季のJ1リーグ王者は優勝の可能性こそ消滅しているが、リーグ戦では現在3連勝中と勢いがある。マリノスにとってはここが優勝へ向け一つの山場になると言ってもいいだろう。

 しかし、マリノスにとってポジティブなのは川崎Fに敗れてもFC東京との最終節を残していること。仮に今週末に順位を抜かされても、最終節で勝利すれば優勝というわかりやすい条件が残されるのだ。ここは気持ちの面でも非常に大きい。

 とはいえ、やはり川崎F戦での勝利は欲しいだろう。ここで勝ち点3を積み上げれば、2004年以来となる優勝はかなり近づくはずだ。

(文:編集部)

【了】

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