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名古屋と浦和は“ほぼ”J1残留確定。鳥栖、清水、湘南がプレーオフ回避へ争う

text by 編集部 photo by Getty Images

湘南ベルマーレ
プレーオフ圏脱出に望みを繋いだ湘南ベルマーレ【写真:Getty Images】

 明治安田生命J1リーグ第33節の試合が30日に各地で開催された。今節の結果により来季J2に自動降格となる2チームは決定したが、プレーオフ圏の16位をめぐる争いは混戦のまま最終節を迎えることになった。

 前節時点で16位に位置していた湘南は、今節の結果次第で16位以下が確定してしまう可能性もあったが、ホームでサンフレッチェ広島に1-0の勝利。10試合連続の未勝利期間をストップし、約3ヶ月半ぶりの白星を挙げることに成功した。

 この結果、17位に浮上したジュビロ磐田と最下位に転落した松本山雅FCはともに17位以下が確定。湘南は自動降格を逃れるとともに、残留圏への浮上にも希望を繋いだ。

 プレーオフ圏転落の可能性が残っていたチームのうち、今節で残留を決められたのはベガルタ仙台のみ。湘南と勝ち点2ポイント差の12位名古屋グランパスと13位浦和レッズ、1ポイント差の14位サガン鳥栖と15位清水エスパルスは残留を決められず最終節を迎えることになった。

 だが最終節では清水と鳥栖が直接対決を戦うため、両チームが勝ち点3を加えることはない。清水対鳥栖がドローに終わり、名古屋と浦和がそれぞれ敗れた場合でも、得失点差で大きくリードする名古屋と浦和が下位に転落する可能性は低い。具体的には、名古屋は21点差以上、浦和は10点差以上で敗れない限り他の結果にかかわらず残留確定となる。

 清水対鳥栖戦は、勝利したチームの残留が決定する。引き分けなら得失点差で上回る鳥栖の残留が決まる。敗れたチーム、または引き分けた場合の清水は、湘南の結果次第で16位転落の可能性が出てくる。その湘南はすでに降格の決まった松本山雅とアウェイで対戦する。

【了】

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