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森島司、日韓戦完敗で「もうちょっとできることあった」。初戦の勢い出せず沈黙【E-1サッカー選手権】

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

森島司
日本代表のMF森島司【写真:田中伸弥】

【日韓戦どこよりも早い採点はこちら】

【韓国 1-0 日本 E-1サッカー選手権第3戦】

 日本代表は18日、EAFF E-1サッカー選手権2019決勝大会の最終戦で韓国代表に0-1の敗戦を喫し優勝も逃した。

 初戦の中国代表戦にも先発起用されていたMF森島司は、日韓戦でも勢いそのままに攻撃の核となる活躍が期待された。しかし、韓国のディフェンス陣のフィジカルで圧倒され攻守に持ち味を発揮できず、プレーに躍動感が出なかった。

「スピード感に慣れるのに時間がかかった」と語る22歳は、「前半は自分は個人的にミスが多くて、タッチ数もそこまで多くなかった」と存在感を発揮できなかった自らのプレーを悔やんだ。「押し込める状態が多くて、ギャップで受けるところもあったし、後半は修正できた」が、韓国の堅牢な守備を崩すには至らなかった。

「やっぱり技術、フィジカルとかの面で結構やられていた。スピードも立ち上がりとかは慣れるまで大変だなと思いましたけど、後半は(ボールを)握れましたし、カウンターでピンチはありましたけど、もうちょっとできることがあったんじゃないかなと思います」

 後半、韓国はペースを落として日本にボールを渡して時間を使う戦い方にシフトした。前半からロングボールに苦しめられ、「それでライン下げられた」と森島は言う。この展開を一変させるような流れにはならず、日本はスコア以上の完敗を喫した。

 東京五輪世代の1人として、来年の本大会出場を目指す森島は、この日韓戦で見つかった成果や課題を今後にどう生かせるか。フィジカル重視で押し込まれる展開でも力を発揮できるようになれば、選手としてもう一段階上のレベルが見えてくるだろう。

(取材:元川悦子【釜山】、文・構成:編集部)

【了】

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