フットボールチャンネル

Jリーグ 4年前

Jリーグ、移籍まとめ(2)。新天地を求めた選手を随時紹介、今回はこの5人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images,Kazhito Yamada / Kaz Photography

清水不動のエースが神戸へ

ドウグラス
清水エスパルスからヴィッセル神戸に移籍したドウグラス【写真:Getty Images】

FW:ドウグラス(ブラジル)
生年月日:1987年12月30日(32歳)
昨季リーグ戦成績:30試合出場/14得点5アシスト
移籍先:清水エスパルス→ヴィッセル神戸

 ブラジルのモト・クルブでプロ入りを果たしたレフティーが日本へやって来たのは2010年のこと。当時、得点力不足に悩んでいた徳島ヴォルティスへ期限付きで加入することになったのである。Jリーグに参戦したドウグラスは、加入1年目に22試合で4得点5アシストを記録。2013シーズンにはクラブのJ1昇格に大きく貢献している。その後、ドウグラスは京都サンガF.C.やサンフレッチェ広島でもプレー。広島在籍時にはリーグ戦21得点を挙げ、得点ランキング2位に輝いている。

 そんなブラジル人ストライカーが清水エスパルスに加入したのは2018シーズン途中のことだった。身体能力の高さと抜群の得点力を持つレフティーは、ヤン・ヨンソン監督の下でも主力としてプレー。清水での1年目を15試合11得点3アシストの成績で終える。そして迎えた昨季は、開幕当初こそ欠場する試合も多かったが、戦列復帰後はさすがのパフォーマンスを発揮し、最終的に14得点5アシストの成績を収めている。清水のJ1残留に大きく貢献したと言えるだろう。

 しかし、そんなドウグラスは来る2020シーズン、新たなチームでプレーすることになった。今月11日、ヴィッセル神戸がブラジル人ストライカーの獲得を正式に発表したのである。新天地では、昨季限りでの引退を発表したFWダビド・ビジャの抜けた穴を埋めるほどの活躍が求められるだろう。清水にとってこの移籍は大きな痛手となったが、神戸にとっては大きな戦力補強となったに違いない。

【次ページ】J屈指のアタッカー

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top