フットボールチャンネル

日本代表 4年前

日本代表どこよりも早い採点、森保一監督まとめ(3)。4.5の酷評も…準優勝アジアカップの評価は?

シリーズ:どこよりも早い採点 text by 編集部 photo by Getty Images

アジア杯・決勝 カタール戦

20200122_vsQatar_gen
AFCアジアカップ2019・決勝、カタール戦の日本代表スターティングメンバー

【日本代表 1-3 カタール代表 AFCアジアカップ2019・決勝】

 アジア制覇まであと一歩に迫った森保ジャパン。準決勝ではアジア最強との呼び声高いイラン代表を撃破するなど、ファイナルへ向けての勢いは十分だった。そんな日本代表と優勝を懸けて激突したのは、アジア初制覇を狙うカタール代表だ。

 試合は開始から間もなくして動いた。12分、味方のクロスを収めたFWアルモエズ・アリがバイシクルシュート。これがゴール右隅に吸い込まれ、カタール代表が先制に成功した。

 日本はその後、FW大迫勇也を中心に反撃を試みるが、カタール代表の素早いプレスに悪戦苦闘。フェリックス・サンチェス監督は日本戦へ向け、完璧な対策を施してきた。攻守両面で歯車が狂った森保ジャパンは、27分にMFアブデルアジズ・ハティムに2点目を献上。0-2とリードを許した状態で、後半へ向かうことになった。

 選手交代を行いながらなんとか1点を奪いに出た日本代表は69分、DF塩谷司が縦パスを入れると、大迫がワンタッチでボールを落とす。そこに走り込んだMF南野拓実がGKに詰め寄られるもボールを少し浮かしてゴールへ。ついに1点を返した。

 しかし、その後はゴールが遠かった日本代表。試合終盤にはDF吉田麻也がハンドを犯しPKを献上。これをFWアクラム・アフィフに再びビハインドは2点に。試合はこのまま1-3で終了し、森保ジャパンは準優勝でアジアカップを終えることになった。

 フェリックス・サンチェス監督が用意してきた策は完璧であった。それを上回る策が、森保一監督にはなかった。こういった部分も、この日の勝敗を左右したと言えるだろう。ファイナルという舞台で、森保監督の脆さが出てしまった。この試合の森保監督の採点は以下の通り。

森保一監督 4.5 相手の嫌がることができず、自由を与え過ぎてしまった

【AFC U-23選手権の決勝トーナメント表はこちら】

【了】

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top