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Jリーグ 4年前

北海道コンサドーレ札幌、5年間の歴代フォーメーション。J2の中位から、J屈指の攻撃力を誇るまで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ルヴァンカップ決勝進出

北海道コンサドーレ札幌
北海道コンサドーレ札幌、2019シーズンの基本フォーメーション

【シーズン成績】
明治安田生命J1リーグ:10位(13勝7分14敗)
YBCルヴァンカップ:準優勝
天皇杯:2回戦敗退


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 2018シーズンのリーグ戦を4位で終えたことにより、この年の北海道コンサドーレ札幌に対する期待値も高かった。

 オフ期間中にはFW鈴木武蔵、FWアンデルソン・ロペス、MFルーカス・フェルナンデス、MF中野嘉大、FW岩崎悠人などを獲得。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下で成熟されつつあった攻撃的スタイルを、さらに加速させることができる人材を揃えた。

 ただ、開幕節の湘南ベルマーレ戦を0-2で落とし、その後連勝、そして3連敗を喫するなど、この年の札幌は安定して勝ち点を伸ばせない。内容は良くても結果がついてこないといった試合も多々あり、なかなか上位進出を果たせないままシーズンは進んでいく。結果的に10位でリーグ戦を終えることになった札幌。前年の出来と比べると、どうしても不完全燃焼感は残った。

 とはいえ、新加入の鈴木が新天地1年目から13得点をマーク。A・ロペスやL・フェルナンデスも随所で持ち味を発揮するなど収穫も多かったのは事実。ミシャサッカーの浸透も着実に進んでおり、クラブがJ1に定着しつつあるのは大きなポイントだと言える。

 そして、この年はYBCルヴァンカップで決勝進出を果たした。ファイナルの舞台では川崎フロンターレにPK戦の末敗れ、タイトルを獲得するには至らなかったが、壮絶な打ち合いは観る者をくぎ付けにした。かつてはJ2の中位に沈んでいたチームが、今ではJ1のクラブと互角以上の戦いを繰り広げ、タイトルを争う。これを成長と言わずにはいられないだろう。

 過去に昇降格を繰り返した札幌であったが、かつてのその姿はもうない。5年間で積み上げた財産は、2020シーズンに開花することになるだろうか。

▽GK
ク・ソンユン

▽DF
宮澤裕樹
進藤亮佑
福森晃斗

▽MF
荒野拓馬
深井一希
ルーカス・フェルナンデス
菅大輝
鈴木武蔵
チャナティップ

▽FW
ジェイ

【了】

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