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Jリーグ 4年前

鹿島アントラーズ、5年間の歴代フォーメーション。2冠&アジア制覇を経験も…遠ざかる国内タイトルへの道

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

石井監督解任。無冠のシーズンに(2017年)

鹿島アントラーズ
鹿島アントラーズ、2017シーズンの基本フォーメーション(黄色は新加入選手)

【シーズン成績】
明治安田生命J1リーグ:2位(23勝3分8敗)
YBCルヴァンカップ:ベスト8
天皇杯:ベスト8
AFCチャンピオンズリーグ:ベスト16


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 石井正忠監督体制の3年目。前年にリーグ王者に輝くなど強さを見せつけた鹿島アントラーズに対する期待は、当然ながら高かった。

 MFレアンドロ、FWペドロ・ジュニオール、MFレオ・シルバ、GKクォン・スンテなど外国人選手を中心に補強を進めた鹿島は、リーグ序盤戦から好調を維持。第10節の浦和レッズ戦終了時点で首位に立つなど、スタートは順調だったと言える。

 しかし、2年ぶりの出場となったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ではグループリーグこそ突破したものの、ベスト16で中国王者・広州恒大と対戦して2戦合計スコアで相手を下回り敗退。ちょうどこのころ、鹿島はリーグ戦でも連敗を喫するなど調子を落としており、その影響でクラブは石井監督を解任する決断を下した。

 この判断には賛否両論あったものの、後任に就いた大岩剛監督の下で鹿島は再出発を図ることになった。チームは新監督の下でリーグ戦5連勝を果たすなど調子を取り戻し、比較的安定して勝ち点を奪取。首位の座をキープし続け、リーグ2連覇への期待感が高まっていた。

 しかし、鹿島はリーグ戦ラスト2試合でドローに終わり、川崎フロンターレにリーグタイトルを許す結果を招いた。YBCルヴァンカップもベスト8、天皇杯もベスト8で敗退しており、鹿島はこのシーズン主要タイトルを獲得することができなかった。リーグ戦で稼いだ勝ち点72は決して悪い数字ではないが、だからこそタイトルを逃したのはサポーターにとっても大きなショックだった。

 L・シルバは怪我の影響でパフォーマンスレベルが上がり切らず、P・ジュニオールも好不調の波が激しかった。クォン・スンテも正守護神にはなりきれず、新加入選手の中で安定した出来を見せたのはレアンドロのみという結果に。このあたりも主要タイトル無冠という結果に影響したと言えるかもしれない。

 最後までリーグ優勝の可能性を残しながら、タイトル獲得を逃す。2016シーズンにはあった勝負強さが、失われてしまった一年となった。

▽GK
曽ヶ端準

▽DF
植田直通
昌子源
西大伍
山本侑斗

▽MF
三竿健斗
レオ・シルバ
遠藤康
レアンドロ

▽FW
金崎夢生
土居聖真

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