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香川真司、所属クラブ歴代ポジション。セレッソ大阪、ドルトムント、マンU…共演した数々のスターたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ドルトムント(14年夏〜19年冬)

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15/16シーズンの基本フォーメーション

【リーグ戦成績】
14/15シーズン:28試合5得点
15/16シーズン:29試合9得点
16/17シーズン:21試合1得点
17/18シーズン:19試合5得点
18/19シーズン:2試合0得点

 移籍時の半額以下、800万ユーロ(約10億円)でドルトムントに復帰。連覇に貢献したマリオ・ゴメスやロベルト・レバンドフスキはバイエルンへ移籍したが、マッツ・フンメルス、マルセル・シュメルツァーといった主力選手は多く在籍していた。

 移籍からわずか2週間、ブンデスリーガ開幕戦で香川はいきなりゴールを決めた。しかし、このあとチームは勝利から遠ざかり、前半戦を最下位で折り返した。香川も開幕戦以降はゴールを決められず、12月には3試合連続で先発を外れている。

 チームはウインターブレイク明けから勢いを取り戻し、降格圏を脱出することに成功した。香川も後半戦は13試合に先発して4得点6アシストをマーク。チームは7位でシーズンを終え、ELプレーオフ出場権を獲得した。ただ、欧州での実績が全くなかった香川を抜擢したクロップは、このシーズン限りで監督を退いている。

 復帰2年目の15/16シーズン、新監督に就任したトーマス・トゥヘルは、基本システムの変更に手を付けた。クロップ時代の4-2-3-1から4-1-4-1へ変更し、香川の得意とするトップ下のポジションはなくなった。

 ドルトムントは開幕5戦で18得点と攻撃陣が爆発した。香川には8番(インサイドハーフ)のポジションが与えられ、最前線にはピエール=エメリク・オーバメヤン、ウイングにはマルコ・ロイスとヘンリク・ムヒタリアンが定着。4人はファンタスティック4と呼ばれ、スタートダッシュの原動力となっている。

 最終的にはバイエルンに優勝を許したが、前年に47得点と低迷した得点数は82まで伸ばした。インサイドハーフに定着した香川も9得点9アシストと結果を残し、復活を印象付けるシーズンとなった。

 16年夏にムヒタリアンがユナイテッドに移籍し、ファンタスティック4は1年で解散。香川も足首の負傷で出場機会を減らし、16/17シーズンのリーグ戦は21試合の出場、13試合の先発に留まった。

 17/18シーズンにペーター・ボシュが監督に就任すると、香川の先発起用は減った。チームは開幕こそ勝利を重ねたが、8戦未勝利と不調に陥ると、12月10日にボシュは解任された。

 ペーター・シュテーガーが後任に就くと、香川に出番が回ってきた。7試合連続で先発し、3得点3アシストをマーク。しかし、2月10日のハンブルガー戦でまたしても足首を負傷。約3か月間の離脱を経て、復帰したのは最終節だった。出場は前年を下回る19試合に終わっている。

 18年夏に監督に就任したルシアン・ファブレは、香川を事実上の構想外とした。9月に公式戦3試合に出場したが、10月31日のカップ戦を最後に出場機会が与えられることはなかった。冬の移籍市場閉幕が迫る1月31日、トルコのベシクタシュへの期限付き移籍が発表された。

●15/16シーズンの基本フォーメーション

▽GK
ロマン・ビュルキ

▽DF
ウカシュ・ピシュチェク
ソクラティス・パパスタソプーロス
マッツ・フンメルス
マルセル・シュメルツァー

▽MF
イルカイ・ギュンドアン
ユリアン・ヴァイグル
香川真司

▽FW
ヘンリク・ムヒタリアン
ピエール=エメリク・オーバメヤン
マルコ・ロイス

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