中田英寿、日本代表歴代ポジション。岡田武史、トルシエ、ジーコ…歴代指揮官は孤高の男をどう起用したのか?

1997年に日本代表デビューを飾り、イタリアでも大きな成功を収めた中田英寿は、サムライブルーの中心選手として3度のワールドカップの舞台に立った。ところが2006年のドイツワールドカップ敗退後、突如現役引退を表明する。国際Aマッチ通算77試合出場11得点という成績を残し、日本サッカーの急成長をけん引した男の活躍を歴代指揮官や大会、フォーメーションとともに振り返っていきたい。

2020年04月06日(Mon)7時10分配信

シリーズ:編集部フォーカス
text by 編集部 photo Getty Images
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西野朗(1996年アトランタ五輪)

日本代表
1996年アトランタ五輪・ブラジル戦の先発メンバー

 28年ぶりに五輪本大会出場を果たしたU-23日本代表は、ブラジル、ナイジェリア、ハンガリーと同じグループDに入った。西野朗監督率いるチームはオーバーエイジ選手を招集しておらず、アジア予選を勝ち抜いてきたメンバーが中心。当時、A代表経験者は城彰二と前園真聖のみで、中田英寿は19歳だった。

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 初戦の相手はブラジルだった。すでにA代表経験を持つロナウド、ロベルト・カルロス、ジュニーニョ・パウリスタらを擁し、さらにオーバーエイジ選手としてリバウド、ベベット、アウダイールというA代表の主力級を招集した最強編成だった。

 当然、戦前の予想では優勝候補の呼び声高いブラジルが圧倒的に有利と見られていた。だが、日本は緻密なスカウティングと準備で対抗し、1点をもぎとってセレソンを打ち破ったのである。中田は3-4-2-1の2シャドーで前園真聖と並んでプレーした。

 猛然と攻め込んでくブラジルに対し、日本は粘り強いマンマークと、GK川口能活のファインセーブ連発でゴールを許さない。どんどんと相手の勢いが増す中、72分に左ウィングバックの路木龍次がGKとDFの間にクロスを送り込むと、ブラジルのGKジダとオーバーエイジのDFアウダイールの連係ミスが起こって2人は衝突。こぼれ球を伊東輝悦が押し込んで決勝点とした。

 この度胆を抜くジャイアントキリングは、「マイアミの奇跡」と呼ばれて日本サッカー界の歴史に刻まれている。

●1996年アトランタ五輪・ブラジル戦の先発メンバー

▽GK
川口能活

▽DF
松田直樹
田中誠
鈴木秀人

▽MF
遠藤彰弘
伊東輝悦
服部年宏
路木龍次

▽FW
中田英寿
前園真聖
城彰二

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