ロシアワールドカップ
【写真:Getty Images】
背番号10:メスト・エジル(アーセナル)
生年月日:1988年10月15日(当時29歳)
個人成績:2試合出場/0得点0アシスト
戦績:グループリーグ敗退
メスト・エジルにとって3度目のワールドカップは屈辱的な結果に終わってしまった。前回王者のグループリーグ敗退は3大会連続。初戦のメキシコ戦でまさかの敗戦を喫すると、完全に自信を失ったチームは立て直すことができず、第2戦でスウェーデン代表を破ったものの、第3戦で韓国代表に敗れて散った。
ポドルスキが健在だったEURO2016までは背番号8を着けていたため、初めて背番号10を任されての主要国際大会出場になった。だが、エジルにとって最初で最後の「10」を背負っての大会になった。
初戦に先発出場するも低調な出来で敗戦の責を問われ、スウェーデン代表戦は先発を外され、トニ・クロースの劇的なゴールで勝利を収めた中で出番なし。韓国代表戦で先発に復帰するも再び敗れたことで非難の声は強まった。
大会前に自らのルーツがあるトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を面会したことも問題視されていたことも批判されていた。さらに早期敗退が決まったことでトルコ系の自身に対し、人種差別的な批判があったことに不満を募らせ、ロシアワールドカップ後にドイツ代表からの引退を表明した。
【了】