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世界最高のベテランは誰だ! 35歳以上サッカー選手能力値ランキング11位~15位。今なおワールドクラスのドリブラーとは(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

12位:ベティスの頼れるリーダー

ホアキン・サンチェス
ホアキン・サンチェスの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:ホアキン・サンチェス(元スペイン代表/ベティス)
生年月日:1981年7月21日(38歳)
市場価格:160万ユーロ(約1.9億円)
今季リーグ戦成績:28試合出場/8得点2アシスト


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 スペイン代表として2度のワールドカップ出場を誇る38歳のMF。バレンシア、マラガ、フィオレンティーナへの在籍を経て2015年に復帰を果たしたベティスでは、クラブの象徴的存在として輝きを放っており、キャプテンとしてもしっかりとチームを牽引している。今季も奮闘を続ける同選手は、昨年12月にキャリア初のハットトリックを達成。リーガにおける最年長ハットトリック記録を更新している。

 そんなホアキン・サンチェスの武器はやはり「ドリブル」と「テクニック」だ。全盛期ほどの「スピード」がないとはいえ、ボールの置き所が的確な「ドリブル」は相手に奪われそうで奪われないほどのキレ味があり、ワンタッチで相手のプレスを剥がすターンなどは非常にエレガント。サイドで起用された際には中にも縦にも突破していくことができるなど、スペイン人らしい技術力の高さは38歳となっても健在だ。

 そして、近年はゲームメーカーとしての才能も大きく開花。「ドリブル」で相手を剥がしてから繰り出すラストパスにクロスの質が高く、味方選手をうまく動かしながら確実に攻撃のリズムを作り出すことができる。下手にロストを犯すことが少ないため、ボールの預け所としては非常に安心感のある存在と言えそうだ。もちろん、技術面だけでなく、チームを束ねるキャプテンシーや「メンタル」の強さもホアキンという男の魅力である。

 38歳となり、フィジカル的にフル稼働が難しくなってきた点は否めない。しかし、ベティスというクラブにおいてもまだまだホアキンが必要不可欠な存在であることは、紛れもない事実である。

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