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欧州各国クラブ、主要移籍まとめ(1)。マンCに抜擢された2人の若者とは!?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ドイツの点取り屋がプレミアリーグに

ティモ・ヴェルナー
ティモ・ヴェルナーの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:ティモ・ヴェルナー(ドイツ代表)
生年月日:1996年3月6日(24歳)
市場価格:6400万ユーロ(約76.8億円)
今季リーグ戦成績:34試合出場/28得点8アシスト(RBライプツィヒ)
移籍先:RBライプツィヒ→チェルシー
移籍金:5300万ユーロ(約63.6億円)


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 リバプールやレアル・マドリードといったクラブが注目するなど、ドイツ代表のストライカーは今夏の移籍市場における目玉だった。その中で、同選手の獲得を発表したのはチェルシー。移籍金は5300万ユーロ(約63.6億円)ほどとされており、5年契約を結んだという。ドイツ代表FWにとっては初の国外挑戦となる。

 最も大きな武器は「スピード」だ。単純な競争では簡単に負けず、一瞬にしてゴール前に顔を出してしまう恐ろしさがある。その速さを活かしたスペースへの抜け出し方も秀逸で、攻守の切り替えが素早く、縦に速い攻撃をベースとするRBライプツィヒではそうしたドイツ代表FWの特徴がよく表れていた。

 もちろん、ただ速いだけではなく決定力の高さも備わっている。今季リーグ戦28得点は得点王に輝いてもおかしくない数字だ。また、「スピード」を殺さないまま発揮する「ドリブル」に狭いエリアなどをぶち破る「テクニック」の高さも見逃せないポイント。RBライプツィヒでは守備意識の高さもしっかりと身に付いた印象だ。

 一方で「パス」の質はあまり高くなく、ポストプレーなどは得意としていない。そのため、4-3-3システムを基本とするチェルシーでは、1トップよりもウイングとしての起用がベストと言えるかもしれない。いずれにしても楽しみな選手であることに変わりはない。

【了】

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